halukaブログ

やっぱり海が好き!

将棋

新古今将棋道⑱。「王の早逃げ八手の得よろしく華麗に宙を舞う玉将と微動だにせず地を這う玉将の戦いは笑いあり笑いあり笑いありの速攻勝負」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ先生との将棋対局は、 私の勝手な都合でお流れとなった先週を置いて、 2週間ぶりの対戦となりました。 当日は、春の嵐を予感させる強く冷たい風が吹き荒れ、 文字通り、「開戦前夜」を思わせる緊張感あふれる天候。 そ…

新古今将棋道⑰。「温故知新ではないけれど、未来に吹く風を知るには過去に吹いた風のそよぎを知り、向かい風をものともせずに前に進むべしな気分もいいのかな」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ先生との将棋対局は、先週、 私の勝手な都合でお流れとなり、 私のあがきの駒さばき、あるいは、 もがきの駒さばきを楽しもうと、 間違いなく、 手ぐすねを引いて対局に備えていたであろう師の思惑は、 私にとりまして…

新古今将棋道⑯。「かたや飛車駒2枚持ち、かたや角行駒2枚持ち。互角のはずの打算は崩れ、敗因は穴熊崩れで、やっぱり崩れてたのでは勝てるはずなどなかったのでした」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ先生との将棋対局も数えること、なんと10戦目。 先生の奥様であるご夫人の旅程の都合で、 本局は、師も私も、いつものスケジュールを少し前倒しして、 互いに時間を譲り合っての一局となりました。 それほどまでに、段…

新古今将棋道⑭。2020新春対局の勝利の鍵を握っていたのは甘い焼き菓子。歴史的大波乱『バームクーヘンの戦い』を制したのは果たして誰…」の巻。

こんにちは、halukaです。 皆さま、2020(令和2年)のお正月は、 どのようにおすごしですか。 帰省したり、旅行に出たり、 はたまた、 「正月くらいは、絶対に何もしないぞ」という具合の方もおいででしょう。 そのどれにしましても、 年の初めを穏やかに過…

新古今将棋道⑬。誇り高き薄氷の敗戦。「方や片手に金2駒、方や片手に桂2駒。鍵を握ったのは金1駒でしたのよ」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ先生との将棋対局第7戦の模様をお伝えいたします。 結果は、私の負けがひとつ増え、私の戦績は2勝4敗1引き分け。 ですが、本日、私は、誇らしく、この敗戦を受け入れたいと存じます。 なぜなら対局中に2度、3度と、師…

新古今将棋道⑫。「飛車がなくても角がある。その角を生かすも生かさぬも自分次第なので秘密のうちに予習をするのですよ」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師とあおぐ先生との将棋対局。 なんだか、じわじわと本格対戦の雰囲気を帯びつつあります。 私のこれまでの戦績は、2勝3敗1引き分け。 当初は、圧倒的に負けが込んでおり、 その上、どれこれとも、たいへん無残な負け方で、 帰…

新古今将棋道⑪。「再び三度、師に肉薄するも不敵な笑みを食らって我が勝利の味は薄められ、それでもまあまあ夕食が美味しかったビバ!ウイナーな夜」の巻。

こんにちは、halukaです。 当halukaブログの新シリーズ「新古今将棋道」を お読みいただいている皆さま、やりました! 私が師と仰ぐ先生との将棋対局第6戦。 “激闘” の末に勝利を収め、 私の戦績は、通算で2勝3敗1引き分けと、 ひいき目に見なくても、つまり…

新古今将棋道⑩。「歩のない将棋は負け将棋のはずなのに有りすぎて負けてしまったはずなのにいつの間にか勝ってしまった師匠」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ先生との将棋対局第5戦。 どなたにも、おそらく予想はできない、 破天荒な1局となりました。 先生の奥様であるご夫人が用意してくださった、 本日の飲み物とおやつは、 ドトールのアイスコーヒーと、 カシューナッツ(…

新古今将棋道⑨。「桂の高跳び歩の餌食とは、飛び出しに十分な注意を払えば一手で敵の玉将を追い詰めることも出来る攻撃力5の飛び駒が見る夢」の説。

こんにちは、halukaです。 将棋やチェスなどたくさんのテーブルゲームには、 定説、謂われ(いわれ)あるいは、格言などとされる、 「常に頭に置いておきなさい」との諭しの鉄則があります。 「桂の高跳び歩の餌食」は、有名なその一つ。 桂馬(けいま)は、…

新古今将棋道⑧。初勝利の余韻と惰眠。「その心地よい布団のぬくもりと師の親心のぬくもりと将棋盤の木のぬくもりでホカホカな寝起き」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ先生との将棋対局第4戦。 私が申し上げるのはなんだか少し、 違うような気はいたしますが、 戦評をひと言で申し上げますと、激闘でした。 ここまでの、私の戦績は、0勝2敗1引き分け。 無理やりの空中戦から、師を追い…

新古今将棋道⑦。「文藝春秋を片手にのそりと現れた師が採用した固い防御を追い崩す攻撃が迎えた結末は果たして我が身の窮地か天国か」の巻。

こんにちは、halukaです。 やってやりました。 ついに、とうとう、やっとこさ。 私が、師と仰ぐ先生との将棋の日曜対局戦。 序盤戦、先生の手筋を防御一方に回らせて参りました。 どんなもんです。(^_-)-☆ 対局は、いつも通りの幕開け。 先生の奥さまである…

新古今将棋道⑥。「歩のない将棋は負け将棋の定説通りに歩がなくなって絶対絶命に陥っても諦めなければ、定説が覆るかもしれない」の巻。

こんにちは、halukaです。 囲碁や将棋、チェス、トランプなど、 大抵のテーブルゲームには、きちんとした根拠に基づく、 「謂われ(いわれ)」と、申しますか、定説があるものです。 「歩のない将棋は負け将棋」も、有名どころに名を連ねる、その一つ。 将棋…

新古今将棋道⑤。「相手の次の3手辺りを読み違えて、あたふたとなり、なんとかその場をしのごうとする醍醐味がたまらない」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ、先生との将棋対局の面白みは、 なんと言っても、自分と相手が指す「次の一手」の読み合いです。 それは、師と私に限らず、また、将棋に限らず、 トランプゲームでも、囲碁でも、チェスでも、 「先を読む」という思考…

新古今将棋道④。「相振り飛車からの互いにヤル気満々で派手に展開した空中戦は、ご夫人のキメのひと声で痛み分け」の巻。

こんにちは、halukaです。 私が師と仰ぐ先生との将棋戦、第4局。 ジャンケンポンの勝敗による先手取りは、先生。 このところ、 「ジャンケンポンに勝ち、先手を取った者が勝者になる」という、 私ども独自の対局スタイルが確立されつつあり、 今宵は、ぜひ、…

新古今将棋道③。ついに巡り合った名著は、女流三段タイトル保持者・上田初美氏監修の「女性のための将棋の教科書」の巻。

こんにちは、halukaです。 「将棋」という対局ゲームから湧き起こるイメージとは、 皆さま、どのようなものでしょうか。 「そこは、千差万別なり」を前提といたしながらも、 普遍的な一面はなにか、ないかしら。 あるとするならば、それを、 なんとかうまく…

新古今将棋道②。「親心と恋心と勝負勘のどれが一番大切かと問われても今はまだ答えに窮するばかりなり」の巻。

こんにちは、halukaです その時、 先生の手持ちの駒、 すなわち、今宵の一局で、 先生が私から奪い取っていた駒は、 歩兵(ふひょう)がたしか、4枚、 桂馬(けいま)が1枚、 銀将(ぎんしょう)が1枚、 金将(きんしょう)が1枚、 飛車(ひしゃ)が1枚。 私…

新古今将棋道①。「行に駒が絡んで飛んで描く我が道の行く末は金成り」の巻。

こんにちは、halukaです。 「はじめまして、halukaです。 ずっと、先生のファンでした」。 「ふーん、そうかい。君がhalukaさんか。 美味しいバームクーヘンがあるんだ。君、食べるかい」。 そんな初対面でした。 緊張しっぱなしの私の眼差しに向けて、 先生…