不屈の精神を演じるモーガン・フリーマンの熟練味。映画「インビクタス 負けざる者たち」。

南アフリカ共和国の  ″反″ 「アパルトヘイト（人種隔離政策）」指導者、

ネルソン・マンデラ氏を主人公に描いた実話の映画化。

反体制活動家として、27年間も投獄されていたネルソン・マンデラ氏。

「インビクタス（不屈）」を体現し、南アフリカ共和国で、

初の黒人大統領になり、人種間の融和を念じた″闘士″の姿を、

名優モーガン・フリーマンが思い入れたっぷりの熟練の演技で再現する。

マンデラ氏を演じたモーガン・フリーマンは、本人になり切ろうと、

歩き方から口の動かし方までビデオを観て研究した、と言われる。

監督は、やはり名優でもあるクリント・イーストウッド。

アパルトヘイト撤廃後も南アフリカ共和国には、

白人と黒人の間に差別、対立が残っていた。

そんな中、1994年、ネルソン・マンデラ氏は、

南アフリカ共和国で初の黒人大統領に就任。

ある日、公務でラグビーの試合を観戦し、

そこで、弱体化した自国のチームのぶざまな試合を目にする。

ネルソン・マンデラ氏は、チームを立て直し、

スポーツで国民の心を一つにしようと考え、

1995年のラグビー・ワールドカップ（W杯）の自国開催を機に、

人種間の融和・和解を目指す。

しかし当時、ラグビーは白人のスポーツで、黒人には不人気。

チーム内は、ばらばらだった。

キャプテンのフランソワ（マット・デイモン）と会い、語るマンデラ氏。

マンデラ氏が27年間も収監されていた、

監房に立ったフランソワの姿は印象に残る。

リーダーが備えるべき信念とは何か。

「不屈（インビクタス）」の精神で、男たちが奇跡を起こしていく。

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