こんにちは、halukaです。
他人様は、あくまでも、他人様。
そうした考え方があります。
地縁も血縁も友情も愛情も、あるいは実益も、
なんの情けも損得もない他人様とのお付き合いは、
お互い、双方ともに、あるいは、三方ともに、
儀礼的、表面的なものになることが多いでしょう。
その結果としてと言った方が早いでしょうか、
従来、そこに実益は、存在しませんでした。
存在したとすれば、
それはたとえば、
日々のご近所付き合いでの過ごしやすさとか、
日頃の生活圏域で嫌な目に遭わなくて済む、
といった具合のことで、
そこに巨万の富が眠ることは、ありませんでした。
けれどもインターネットで瞬時に、
どこの誰とでもつながることが出来るようになった今はどうでしょうか。
匿名同士の出会いさえ、珍しくはありません。
もちろん、メールやメッセージのやりとりにルールやマナーは大切です。
多くの方々が、有益とも思える情報を無料で発信もできる時代になっています。
縦横無尽のお付き合いが、自宅や職場に居ながらにして、実現する社会です。
これまで人は、身内と他人様とを区別してきました。
他人様には、自分自身や自分の家族の秘密や恥になるような事情は、
決して、話したりはしないものです。
ということは、身内同士なら、本音も漏らすし、
他人様には決して見せない、自分の本当の姿を見せたりもします。
住まいや日々の生活のリズムを共有すると、
お互いの遠慮もやがて無くなり、
取り繕った "タテマエ" だけでは、
目の前の、あるいは、先々の現実を乗り越えられなくなるからです。
他人様と身内との間には、必然として、
「外」と「内」という人間関係が生まれるはずなのです。
その壁の在り様が、刻々と変化しています
ボーダーレスの社会。