果物のカキは、1個で、
ブロッコリー半株ほどものビタミンCを含んでいる。
ベータカロチンは、体内でビタミンAに変わって、
皮膚や粘膜を健康に保つ作用をもっている。
そこで、古くから、カキは、胃の粘膜を守り、
アルコール類の代謝を高めて、宿酔い(ふつかよい)を防ぐ、
と言われている。
和食のお料理屋さんの暖簾(のれん)をくぐると、
酒席の最後にデザートとして、
出していただけることも少なくはない。
カキの原産地は中国だけれど、
奈良時代には、すでに日本に伝わっていたらしい。
祭礼用の ″菓子″ として「干し柿」、「生柿」が記されている。
果物特有の甘い香りや酸味がないのも特徴の一つで、
なますや和食料理の食材としても重宝される。
タンニンが強くて、そのままでは渋すぎて食べられない渋柿も、
干すと甘くなって、水分も凝縮されるので栄養価も高まる仕組みだ。
さて、スーパーに寄ってこようかな。(^_-)-☆