二転三転する緊迫感。映画「トレイン・ミッション」。

「アンノウン」

ジャウマ・コレット・セラ監督の極上サスペンス。

アクション映画でもある。

10年間勤めた保険会社を突然解雇されたマイケル（リーアム・ニーソン）。

60歳のマイケルに再就職は容易でなく、

子どもの学費やローンの返済もある。

そのマイケルが、帰宅する電車の中で、見知らぬ女性から、

「乗客の中に重要なかばんを持った人物がいる。探し出せれば、

10万ドルを支払う」という謎の取り引きを持ち掛けられる。

マイケルの良心が揺れる。

走る列車の車内という逃げ場のない空間。

迫るタイムリミット。

絶対絶命の危機がマイケルを追い詰める…

息つく暇のないほど、二転三転する緊迫感。

状況を露わに映し出すカメラワーク。

時間の経過とともに、徐々に取り引きの謎が明らかになる。

ハンサムでも筋肉質でもない等身大の男が、

大切な人を守るために正面から悪に立ち向かう。

緊張感とスリル。

ラストに待つ大円団。

激しいアクションと疾走感、あおるような音楽が楽しめる一作。

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