halukaブログ

やっぱり海が好き!

夏の思い出。ビギナーサーファーがリーフポイント「トロトロ」に挑んだ!

インドネシア・バリ島。

デンパサール空港(ングラ・ライ国際空港)から程近い、クタビーチ。

ぺたぺたとビーチサンダルを踏みながら、

サーフボードを抱え、明るい太陽の下に出てきたまではよかったけれど、

海を眺めると、波間は一面フラット。

くるぶしほどのうねりもなかった。

そうなると、サーフボードは無用の長物と化してしまう。

そこで、一考。

「クタの沖合リーフにチャレンジしよう」と、

ささやかな野望が芽生えた。

デンパサール空港の海側に突き出た滑走路を挟んで、

沖合500メートルほどのリーフポイント「エアポート レフト」と、

滑走路を挟んだ反対側の「エアポート ライト」。

上級者も集う、名高いポイントだ。

どちらも一応「初級者から上級者までOK」ともいわれるが、

実際に出てみると、頭オーバーくらいのうねりは結構あって、

ビギナーにはちょっと「行ってはいけない」力強さ。

そこで、選んだのが、「エアポート レフト」よりやや穏やかな「エアポート ライト」をさらに穏やかにした雰囲気の通称「トロトロ」ポイント。

その名の通り、トロめのメローなうねりが入ってくる。

ビギナーやロングボードでも楽しめる。

リーフできちんと割れてくるので、テイクオフも慣れやすく感じる。

ビーチから沖合のリーフポイントまでは、

細長い船体で、両わきに舷外材(アウトリガー)が付いた、

小型エンジン付きのカヌーのような小船に乗り、

船頭さんに運んでいただく。

砂浜でのんびりしているワルンのお兄さんに声掛けして、

「トロトロに行きたい」と訴えると、

「トロトロより、エアポート ライトがいいぞ」と持ち掛けてくる。

 

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 (いや、いや、ムチャは禁物なんだって…)

「ビギナーなので、トロトロがいい」と繰り返すと、

兄さんは、砂にささっと指で絵図を描き、

「ライトはここ、トロトロはここ。ここでいいんだな」と念押し。

料金100,000(インドネシアルピア)を払うと、今度は、

「1時間か? 2時間か? もっとか?」と問われた。

どういう意味だか諮りかねていると、

どうやら、小船でポイントまで連れて行ってもらった後は、

約束の時間まで、沖合でほったらかしになるらしい。

クタビーチから、国際空港の滑走路を回り込んで、

沖合200~300メートル辺り(目測ですが)にぽつりと一人。

そんな光景が頭をよぎった。

そこに2時間。

サメでも来たら、どうすればいいんだ…

後に知ることになるのだが、2、3倍の料金を払えば、

小船ごと、ポイントに留まってもらうこともできるらしい。

けれど、その時は、脳がとっさに反応した。

「ジャスト・ワン・アワー・プリーズ」。

交渉成立。

浜に浮かぶ小船までパドルしてたどり着き、

小船の縁からよじ上った。

足首に巻いたリーシュをたどって、

サーフボードを小船に引き上げる。

「トロトロ」は、レギュラースタンスでも、

波が上がればグーフィーでも楽しめる。

ボディ・ボードの方も見かけた。

デンパサール空港の滑走路がすぐそこに見えて、

絶え間なく離発着する大型の航空機を眺めながらの波待ち。

小船に乗って沖合に出るだけでも海外トリップ感、満載の上、

この光景にはなかなか出合わない。

過ごすこと、「ワン・アワー」。

迎えの小船は、約束通り、やって来た。

サメにも出合わずにすんだ。

紫外線にやられたか、

少々まぶしい目でまばたきしながら、

無事にビーチに戻って、思った。

「エアポート レフト」で波取りを競えるように、

いつかなれるといいな。

 

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