アーノルド・シュワルツェネッガーの久々の主演映画。
静かな町に、突然訪れた危機に立ち向かう保安官として、
アーノルド・シュワルツェネッガー自らが、
最後の砦(とりで)となって戦う。
リーダーに求められる判断力。
「守るべきものを守り切る」という気概。
アーノルド・シュワルツェネッガーの魅力がたっぷり。
アメリカとメキシコとの国境の町。
保安官レイ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、
ロサンゼルス市の元刑事。
犯罪とは無縁の田舎の町で、引退同然の生活を送っていたレイだが、
ある日、「移送中に逃走した凶悪犯コルテスが、
時速400キロのスーパーカーで国境に向かっている」と知らされる。
FBIの捜査が混乱する中、頼みの綱のSWATチームも壊滅し、
レイは、わずかな仲間とともに、
凶悪犯コルテスが率いる武装集団と対決する。
リーダーとしての風格と、巧みな頭脳戦を見せつける。
素人同然の仲間をまとめ、
繰り出す奇策で、
敵を翻弄(ほんろう)する手腕がさえる。
限られた時間のなかで、難しい判断を迫られるのはリーダーの常。
アーノルド・シュワルツェネッガーの復帰にふさわしい一作。
悪玉コルテスの脱走シーン、
肉弾戦。
アクション映画としても楽しめる。