二十四節気(にじゅうしせっき)の一つの「大暑(たいしょ)」。
2018年、今年の大暑は、7月23日(月曜日)。
そこで、「大暑」とは、いったい何か。
広辞苑を手に、その姿に迫ってみた。
まず、「二十四節気」をひもとくと…。
「太陽年を太陽の『黄経(こうけい)』に従って、二十四等分して季節を示すのに用いる語」とあります。
まあ、まあ、まあ。なんとなく、分かりはする。
ただ、「黄経」…どこかで習ったような気もしますが…
まあ、置いといて、とりもなおさず、「大暑」とは…
「きびしい暑さ。酷暑。極暑」。
「太陽の『黄経』が120度の時で、(中略)暑さが最もきびしい」。
出た、出た。また、出た。「黄経」。
さて。「黄経」とは。辞書をめくると…
「天球上の一点から『黄道(こうどう)』に下した『大円(だいえん)』の足を『春分点(しゅんぶんてん)』から測った『角距離(かくきょり)』」。
あーあ、やめておけばよかった。
「角距離」なんて、たしか天体観測用語だ。
なんだか、よく分からない。
けれど、せっかくだ。もう少し、粘ってみます。
まず、「黄道(こうどう)」…
「地球から見て、太陽が地球を中心に運行するように見える天球上の大円」。
「天の『赤道(せきどう)』に対して、約23.4度半傾斜する」。
ちょっと、うなってもいいでしょうか。
分かりました。もう少し、頑張りますね。
次に「大円」…
「球とその中心を通る平面との交わりの円」。
うん、うん、なんとなく、イメージは湧きます。
さらに「春分点」…
「黄道と赤道の交点のうち、太陽が南から北に向かって赤道を通過する点」。
「赤経(せっけい)・赤緯(せきい)および、黄経・黄緯(こうい)の原点」。
うーむ($・・)/~~~
さあ、いきますよ。
「赤経(せっけい)」…
「天球上における星の位置を表す座標の一つ。天球上の赤道を基準とする」。
「星を通過する経線(時圏)と春分点を通過する経線とが、天の北極においてなす角度」。
「春分点から東に測り、0度から360度。または、0時から24時まで」。
続いて、「赤緯(せきい)」…
「天球上における星の位置を表す座標の一つ。天球上の赤道から北あるいは、南に測った角距離」。
もう少しです。「赤道」…
「天球上の想像線で、地球の赤道面と天球との交わりをなす大圏」。
「黄緯(こうい)」…
「黄道(こうどう)から天球上の一点に至る角距離。北を正、南を負にとる」。
なんだか、こんがらがってきましたが、ゴールも見えてきました。
終盤です。
「角距離(かくきょり)」…
「二点の距離を、観測点から、その二点に至る二直線のなす角度で表したもの」。
では、最後に、散々出てきた「天球」…
「観測点から眺めた、半径無限大の『仮想の球面』」。
「天体の見かけの方向を表示する座標を決めるために想定される」。
まとめ。
さあ、夏休みです! 天文台に遊びに行こう!
暑さしのぎにご家族で、夜の星や月を眺めてみるのも趣がありそうです。
なお、猛暑日が各地で続いているようです。
日中は、日なたでむやみに運動せず、水分と休息を十分にとって、
熱中症に十分、注意いたしましょう。
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