映画「ツーリスト」。ハリウッドの二大スターが見せる余裕の演技。旅先の恋。

アンジェリーナ・ジョリーと、ジョニー・デップ。

米・ハリウッドを代表する二大スターが初共演。

旅先で恋をする女と男。

金融犯罪に巻き込まれる設定だけれども、

２人のおとなしめの余裕のある落ち着いた演技が好感。

パリの街頭。コメディーチックに物語が始まる。

エリーズ（アンジェリーナ・ジョリー）が朝食に足を運んだカフェ。

パリ警察の目立つ監視車。

国際指名手配中の容疑者が、エリーズに接触するのを待っている。

エリーズの後ろ姿を追いながら、

エリーズの下着の当てっこをする警察官たち。

そのエリーズにメッセージが届いて、

エリーズは、列車でイタリア・ベネチアに向かう。

その車内で隣り合わせた、平凡な教師役のジョニー・デップとの、

気の利いた会話が物語を楽しませてくれる。

「水の都」で警察に監視されながら、

金融犯罪組織からも追われる２人… 

「善き人のためのソナタ」のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督のゆったり感のある演出が効いている。 

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