暦の上では、「立秋(りっしゅう・8月7日)」を迎えた。
立秋は「二十四節気(にじゅうしせっき)」の一つ。
秋の始まり。
朝、夕はわずかにでも過ごしやすくなったのだろうか。
日中は未だ、肌を焼く日差しが降る。
この猛暑に、販売休止になった氷菓も。
森永製菓の「アイスボックス グレープフルーツ」や、
販売量が想定を上回る″爆売れ″で、製造が追いつかなくなった。
スライスしたレモンが入った甘酸っぱさが人気の「サクレ レモン」は、
8月下旬に販売再開の見込みだという。
涼感商戦も活況。
全国的な猛暑で、日焼け止めや涼感寝具の売り上げが伸びているという。
資生堂は、日焼け止めブランド「アネッサ」や、
制汗剤ブランド「エージーデオ24」が人気。

アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク SPF50+/PA++++ 60mL
- 出版社/メーカー: 資生堂ジャパン (SHISEIDO JAPAN)
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体臭で周りに不快な思いをさせる「スメハラ(スメル ハラスメント)」対策に気を使う人も増えたとみられ、汗拭きシートの販売も好調。
マンダムは、男性向け汗拭きシート「ギャツビー ボディペーパーシリーズ」が人気。

【まとめ買い】GATSBY (ギャツビー) ボディペーパー アイスシトラス徳用30枚×2個パックサンプル付(医薬部外品)
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熱帯夜を快適に過ごそうと、涼感寝具も好感触。
フランスベッドは、肌掛け布団「クールデオドケットⅡ」を発売。
特殊な3層構造で、ひんやり感を実現し、
ほかに、ウサギやカワウソの形をした抱き枕もあって、
涼感素材が人気だという。
熱中症対策では、アサヒ飲料から「脱水対策 十六茶」なる、ペットボトル入りのお茶まで登場している。
そんな立秋を境に、
「暑中お見舞い」は「残暑お見舞い」にと、
時節のごあいさつも衣替えする。
「打ち水(うちみず)」もより効果的な季節になる。
打ち水は、古来、暑さをしのぐ民の知恵。
地面に水をまいて、涼しくなるのは気化による現象。
水が蒸発する際に、地面から熱を奪って気体になるので、
一時的に周囲の温度が下がる。
午後の暑い時間帯にベランダや庭先に打ち水をすると、
辺りの熱気を少し落ち着かせることができる。
打ち水が民の知恵なら、
「氷室(ひむろ)開き」は、将軍家への献上品にもつながる夏の風物詩。
江戸時代の加賀藩が、
冬の間に降った雪を「氷室」と呼ばれる小屋に貯蔵して、
夏、江戸の将軍家に献上したという習わしに由来する「氷室開き」で知られるのは、
毎夏、7月末ごろ、氷室開きがあり、雪氷の切り出しがある。
いかにも涼しそうだ。
立秋、打ち水、残暑お見舞い…
せめて、頭の中だけでも秋を感じることにしよう。