こんにちは、halukaです。
朝、早めに目覚めて窓の外を見ると、
そう強くはありませんでしたが、
路面を覆うアスファルトを雨脚が打っていました。
見上げると、曇天。梅雨ですね。
普段だと気が滅入ってしまうパターンですが、日曜日。
「まあいいか。行くだけ行ってみよう」。
そんなふうに思って、簡単な朝食を済ませ、
サーフボードと、
10リットル分の水を注いだポリタンクを車に積み込みました。
向かったのは、自宅から南に30分と少しの浜辺。
駐車場に入ると、来てます、来てます。
日曜日とあって、朝から、波を狙ったサーフィン好きの皆さん。
午後からは雨が強まるという予報でしたから、
なおさらのことだったかもしれません。
運よく空きスペースがあったので、車を入れ、
まずは、浜辺まで波を見に出ました。
パーカーを頭から被ったサーファーらしき方々が、
何人か、海に視線を投げていました。
雨は降り続いていましたが、風は強くなく、
肌寒さはあまり感じません。
浜を眺めると、メローな小波が打ち寄せています。
「せっかく来たんだ。入ろう」。
そんなふうにやる気になって、着替えることにしました。
ウエットスーツを着込んで、サーフボードにワックスを塗り付けます。
車のロックを確認して、準備オッケー。
駐車場から歩いて、砂浜に続く階段へ。
そこに、ビーチサンダルを脱ぎ置いて、裸足になりました。
海砂にサーフボードを置いて、首と肩をゆっくり回してストレッチ。
それから、ひざと足首。
片ひざを交互に海砂につけて、脚をいっぱいに伸ばします。
思いっきり両肩を開いて、空気をいっぱい吸い込みます。
全部吐いては、また吸い込む。
海砂に寝転んで、空を見上げる。
雨粒がバシャバシャと顔を打ちました。
仰向けに寝転んだまま、両腕で、片っぽうずつ、ひざを抱き上げ、
股関節を柔らかく。
もう一度、胸いっぱいに空気を吸う…深呼吸。
海に入る前のストレッチ運動は、とても大切です。
体の柔軟性を取り戻し、ゆっくりと体を温めるだけでなく、
ケガや事故の危険性を低減させる目的もあります。
海のコンディションを見ながらでも出来る事なので、
ぜひ、オススメです。
サーフィンに限らず、運動の前後のストレッチは、
筋肉の緊張を解いてリラックスさせたり、
疲れを和らげる効果もあるといいますから、
いわば、必須ですね。
ストレッチしている間、耳元には、波の音がずっと聞こえていました。
アキレス腱や肩甲骨回りを伸ばしたとこで、ふっと一息。
リーシュコードを足首に巻いて、サーフボードを小脇に。
波打ち際の海浜に自分でつけた足跡が続いています。
2歩。3歩。
波間は、小さなうねりが膨らんで割れる音。
うねりが白く戯れて、スープになる。
さざめく潮騒。
「やっぱり、来てよかったな」。
そんなふうに思った一日でした。