こんにちは、halukaです。
旅立ちたくなる衝動に駆られることはありませんか。
ふいに飛行機に飛び乗りたくなったり、
ふいにフェリーのチケットを手にしていたり。
高速道路に乗り入れていたり、
列車の座席に落ち着きを求めてみたり…
そんな中でも、空の旅は、旅立ちの加速を感じさせてくれます。
航空機のシートに身をうずめて、じっと待つと、
機体が、すっと前を向き、
ジェット噴流による加速を体が、感じ取ります。
気持ちがぐっと、沸き立ち、
機体の左右に備わった両翼は、
高速の滑走で大きな揚力を得て、
その巨大な期待を空に乗せます。
機体は、気流に乗って、高度10,000メートルを滑空します。
空高く飛んで、見も知らない街へ。
あるいは、島へ。
あるいは、その島を囲む海の上空へ。
とても遠くに感じていた場所。
手持ちの地図ですら知らなかった場所。
生涯、行くことなどはないと思っていた場所。
そんな場所へ。
もっと高く。
もっと遠くへ。
遮る雲を切り裂いて、
高く、遠く、
そうしてもう一度、あの街へ。
たどり着かないはずはない。
行けないはずはない。
その場所へ行くのかどうか、
それは、
自分で決めればいいだけのことです。
旅路にお金や時間がかかっても。
たとえ、すぐにはたどり着けなくても。
一枚、一枚、積み上げてみる。
一歩、一歩、積み重ねてみる。
一人、一人との出会いを大切にしてみる。
積み重ねてみること。
そんなささやかな事が、
いつか大きな翼になって、
大空を舞う夢を手元まで運んできます。
きょう出来ることを積み重ね、積み上げるだけ。
笑う人がいるかもしれない。
けれども、それを気にする必要はないように思います。
空を見上げて、つぶやき続けること。
だた、ひと言。
「きっと、そこへ行く」と。
その思いさえあれば、
一枚、一枚の積み重ね、
一歩、一歩の積み上げが、
いつの日か、
強い気流に乗るための、
大きな翼を運んでくるのかもしれません。
「だって、旅するために生まれてきたんだ!」。
そう、つぶやく権利は、誰にだってあるはずです。
自由な意志で、
自由な発想で、
自由に行動して、
その一つの手段として、旅があるなら、
そこに挑みましょう。
迷わず、惑わず、飛び乗ってみる。
高度10,000メートルから、
眼下に流れる雲を眺めていると、
その隙間にきっと、
まだ見ぬ大地が、島が、街が、
見えてくるに違いありません。
日常の生活では目に着かない物事が、
その街では、“普遍” として、存在しているかもしれません。
人生の新しい発見が、そこに待っています。