halukaブログ

やっぱり海が好き!

サーフトリップで友達づくり。プーケット島で過ごした夏。「Tシャツ買わないか?」

こんにちは、halukaです。

 

帰省や旅行中の皆さん、

楽しんでいらっしゃいますか。

ぜひ、よい休暇をお過ごしください。

 

さて、サーフトリップの楽しみは、

ふだんと違う波質の海に出合って、

アフターサーフで、

知らないご当地料理を味わうばかり、

とは限りません。

 

知らない海で、新しい仲間と出会う。

それも、知らない街への

サーフトリップの味わいだと思います。

 

南の島。

タイ・プーケット島で過ごした何度目かの夏。

 

海辺で毎日、サーフボードを貸し出している、

レンタルショップの兄さんのパラソルに近づいて、

「おはよー」と、いつものように覗き込むと、

ある朝、突然、焼けたパラソルの周りに、

数本の小奇麗なハンガーを掛け、

まだ折り目の入った、

真新しいTシャツを提げています。

 

昼食時には、「いいから、ここに座れ」と、

ビーチチェアを借してくれるので、

代わりに、

保冷バッグで持参した果物を分け合う仲です。

 

「これ、どうしたの?」と、

Tシャツを指して尋ねると、

その問いには答えず、

「おまえ、買わないか?」と、ニコニコ顔。

 

見ると、

ブラックとグレー、ホワイトの3色を揃え、

タイ語の洒落たロゴが胸に入っていました。

 

ひざ下程の小波だったので、

ファンボードを借りようと、

レンタル兄さんのパラソルを覗いた次いで、です。

 

Tシャツの値段を聞くと、

まあ、そこそこの「お土産価格」。

 

「いやー、どうしようかな」と、

こちらも答えを濁していると、

当の本人は、

「新しいビジネスだ」とやる気満々で、

満面の笑顔でした。

 

見知らぬ街で、顔見知りが出来るというのは、

やはり旅、サーフトリップの楽しみの一つです。

 

ただただ、毎日、南の島で、

波と戯れているだけでも十分、贅沢なのですが、

 

同じビーチに通い、顔を合わせるうちに、

簡単なあいさつ言葉から始まって、

やがて笑顔を交わせるようになると、

不思議と親しみも湧いてきます。

 

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ファンボードを借りて、一日、波間でゆらゆら。

夕刻まで、海に浸かったり、上がったりしながら、

波を楽しんでいると、

体はすっかりリラックス。

というより、心地よい疲労感を覚えます。 

 

陽が傾いても肌寒さはなく、

そこは、南の島。

頬の火照りが和らいで、

気分もすっきりしてきます。

 

その時間になると、

レンタル兄さんも暇になるようで、

商売道具のサーフボードを抱えて、

すっと、海に入ってきます。

 

 パドリングで近づいてきて、ひと言。

「おまえ、Tシャツのサイズは何だ?」。

今度は、こちらが笑顔を見せる番でした。