こんにちは、halukaです。
朝イチで天気図をさらっと眺め、
「今日のサーフィンはいかがなものか」と
思い惑いながら、
通い慣れた海辺に車を走らせました。
海にほど近い駐車場の埋まりは3割。
ほぼ、空き状態です。
浜辺に出ると、
湿気を帯びたぬるい肌触りの風が、
びゅっと吹いては、しんと止む。
強弱を分かたず、
不規則に海面を渡っています。
乾いて、軽さを感じさせる秋風とは異質。
シャツにまとわりつく、湿り風。
潮は引いたばかり。
濡れて残った砂浜に、
上空をせわしく流れる雲が映って、
荒れる天候を予感させます。
まだ、波は上がらず、むしろ朝凪。
時折、小雨がぱらっと落ち、
見上げると、その滴は、もう雲間にありません。
強い風が、低く漂う雲を押し重ねながら、
時には、ちぎり、それでも青い空を見せまいと、
空を覆っていきます。
今はまだ、白さを残す雲が、
おそらく、たちまち、黒色を帯び、
強い雨を降らせるでしょう。
何度も何度も味わった、
熱帯低気圧が運ぶ、独特の海辺の空気感。
一発大波に要注意。
波は無し。
車から、
サーフボードを引っ張り出す気もなく、
ほんの少しの時間、波間を眺めて、
今日は、バイバイ。
濡れた砂浜が映す雲の影が、
「ひと乗りして行けよ」と誘いますが、
気の乗らない日に欲を張って、
いい思いをする事は、あまりありません。
ここは、気分をすっと変えて、
昼食にでも気を移した方が賢明なようです。
いつものアフターサーフなら、
結構ボリュームのある食事をいただきますが、
本日は、カロリーを使った覚えも当然なく、
軽いもの、軽いもの…と思いを巡らせ、
気がつくと、通い客にさせていただいている、
いつものお蕎麦屋さん。
「お、(い)らっしゃい!」と、白髪の大将。
とろろ蕎麦をお願いして、
席で待つこと、数分。
お蕎麦屋さんって、
この「待ち」の時間がいいですよね。
で、やって来ました。
定番のとろろ蕎麦。
刻み海苔をささっと、まぶして、
水冷ましした麺を、
とろっとろの御つゆで、つるつる、と。
「ごちそうさま」と、大将に声掛けすると、
にこりと、笑顔返し。
おかげ様で、爽やかな一日になりそうです。