こんにちは、halukaです。
お米も新米が出回って、
海の幸、山の幸が美味しい季節になりましたね。
早朝、サーフィンに車を走らせた海辺で、
顔見知りの料理人さんにばったり。
「久しぶりだね!」
「おっ、久しぶり!」
「具合はどう?」
「うん、まあまあ、ぼちぼち」(w)。
何のことはない、波談議です。
聞くと、このところ続いていた台風の影響などで、
水揚げが思うようでなかった海の幸の漁が、
好転してきた、とのこと。
「今日はイサキが入っているよ」と聞かされて、
アフターサーフは、そそくさと、
海辺で出会った、料理人さんのお店に出掛けました。
さっそく、イサキを注文。
カウンター席でぽつりと待っていると、
脂の乗った、
ぷりぷりっとした白身を皮ごと丁寧にあぶって、
ほんのり、薄味のソースを垂らしたイサキが、
輝きを放って出てきました。
真っ白なお皿に盛られた洋風の「小料理」の色彩が、
見事に映えます。
この料理人さんの口癖は、
「僕は、何にもしないんですよ。
美味しいのは、食材がいいから」。
そこは、まあ、まあ、聞いてはいますが、
「そんなはず、ないよな」と、
胸の内で思いながらの一箸。
薄味のソースが決め手なのは想像がつきますが、
その正体は、いったい何やら。
「何にもしてない」はずがありません。
添えのカボスを搾り落として、頂くと、
口当たりが柔らかく、脂が乗っているのにさっぱりして、
言う事なしの逸品です。
目に入る様も、大げさではなく、絶美。
話しも弾んで、
メインのサーフボードを
ショートからロングボードに変えたんだ、だとか、
この夏は、
1泊2日の強行ショートトリップに出掛けた、だとか、
よもやま話で、過ぎゆく時間。
箸休めにどうぞ、と出していただいたのは、つぶ貝。
身がきつく詰まって、味付けはほどほど。
「潮の香り」とは、こういう小料理を指すのかもしれません。
9月も半ばを過ぎて、
夏バテ解消も図りたいこの頃。
どなたの身近にも、
季節を感じさせる、
素敵な食材がきっとお揃いでしょう。
美味しい食卓を囲みながら楽しむ秋の夕べ。
いつでも、そんな時間が取れる訳ではありませんが、
たまには、
リフレッシュできる時間をゆっくりつくって、
口にあった食事を味わうのも、
食欲の秋たる所以かもしれません。