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やっぱり海が好き!

ラグビーワールドカップ日本代表「ブレイブ・ブロッサムズ」に学ぶ多様性の美学。

こんにちは、halukaです。

 

ラグビーワールドカップ2019日本大会は、

今週末からいよいよ、

世界の8強による決勝トーナメントが開幕します。

 

日本代表「ブレイブ・ブロッサムズ」の快進撃に、

ますますの期待を寄せる思いです。

 

そのブレイブ・ブロッサムズ。

メンバー31人のうち、海外出身の選手は15人。

最も多いのは、

ニュージーランドとトンガのそれぞれ5人。

 

南アフリカサモア

韓国、オーストラリア出身の選手もいますので、

日本を合わせると、

7カ国にそれぞれのルーツのある選手が一堂に会した

いわゆる多国籍混成チームです。

 

多国籍混成チームは、珍しい事ではありません。

最強を誇り、

ラグビーワールドカップ3連覇を目指すニュージーランドには、

サモア、トンガ、フィジーの選手がいます。

 

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     【写真AC】 

 

1次リーグ最終戦で日本と激闘を演じたスコットランドにも、

イングランドニュージーランド出身の選手がいます。

 

そんな多国籍チームを可能にしている、

最もシンプルな理由は、

ラグビーワールドカップが、

「国籍」を代表選手資格の条件にしていない事でしょう。

 

代表選手になるには、

「当該国・地域の生まれ」

「両親や祖父母の1人が当該国・地域の生まれ」

「3年以上継続して居住」

「通算10年の居住」

のどれかを満たすことが条件です。

(※ただし、他の国・地域で代表になっていないこと)

 

ラグビーワールドカップを含めて、

スポーツの世界3大祭典といわれるオリンピック、

サッカーワールドカップは「国籍主義」。

その中にあってラグビーは、

「所属協会主義」という形をとっています。

 

競技発祥の地・イギリスからラグビーが世界に広がる過程で、

選手の移住先でも、

代表としてプレー出来るよう考慮された事が理由だとも言われます。 

 

ブレイブ・ブロッサムズには、

柱のリーチ・マイケル主将のように、

日本国籍を取得している選手も8人いますが、

外国籍の選手もいます。

 

言語も文化も、

ラグビーに対する取り組みも違う、

多様な環境を背景に持ちながら、

「ONE TEAM(ワンチーム)」を掲げ、

ひるまない快進撃を見せるブレイブ・ブロッサムズ。

 

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     【写真AC】

 

古豪スコットランドを倒した1次リーグ突破後、

選手の皆さんは、

「これまで、たくさんの事を犠牲にしてきた」と、

口々にインタビューに答えていました。

容易になし得ている「ONE TEAM」ではないはずです。

 

 

決勝トーナメントに突入したら一戦必勝。

負ければ後はありません。

世界に誇る多国籍チーム「ブレイブ・ブロッサムズ」が、

この先、どれほど強固なスクラム、ちぎれないバックライン、

そして、人間模倣を見せつけてくれるのでしょうか。

 

譲り合い、与え合うものではなく、

分かり合い、支え合うもの。 

多様性が持つ美学とは何か。強さとは何か。

その神髄を見届けたいと思い入っています。