こんにちは、halukaです。
令和元年(2019年)10月22日・火曜日。
「宣明」。
宣布または宣言して明らかにすること。(広辞苑第六版・岩波書店)
「センメイ」。
その言葉の持つ、
おごそかで透き通った音色に耳を洗われました。
旅好きの私のこと。
日本国が発行する旅券(パスポート)を手に、
海を渡って国外に出ると、
日本の持つ力、
日本への愛着をあらためて感じる機会も、
なんだか増えるように感じることがあります。
赤い表裏紙で守られた、その一冊が、
旅の間、
自分がだれであるかの証明を担ってくれます。
そのお陰で、
あちらこちらの街や村の風を受けながら、
自分流の旅を楽しむことが出来るからでしょうか。
ページをめくると、
いささか大写しになった自分の顔写真の右横に、
旅券の型、発行国、旅券番号、名前、
国籍、生年月日、性別、
本籍、発行年月日、有効期間満了日、発行官庁、
そして、そのすべてを認める自署。
そこに、自分がいるように、私は感じます。
【写真AC】
天皇陛下が、
即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」が10月22日、
皇居・宮殿で行われました。
テレビ、ラジオ、インターネットなど、
多くの媒体がそれを伝え、
外電も次々に国外に流れました。
多くの国家元首、王族、政府高官、
三権の長、各界の代表の皆さんが参列して、
その模様を伝える時間をともにお過ごしになったようです。
夜になってからは祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」で、
海外の元首の方々らを招いての夕食会が催されています。
「国民と苦楽をともに…」とお話しになった、
ニッポン新時代の象徴となられる令和の皇室が、
いつまでも、いつまでも、
穏やかな風の音に包まれむことを
謹みながら、切に切にお祈り申し上げます。