こんにちは、halukaです。
今日は「サーフィン上達には波を知ろう」シリーズ、
その③として、
引き続き、波談議です。
サーフィンは、波があってこそのスポーツです。
四方を海に囲まれた日本には、
たくさんのサーフポイントがあります。
ビーチやリーフ。リバーブレイク。
ポイントによって、波の質は変わります。
自分が、ふだん通うポイントの波のタイプを知っておくことは、
サーフィンを楽しみながら上達するこつです。
平穏な海で、一番多く見掛ける「小波」。
人が水面に立っているとして、
波が太ももの辺りまで来る感じを普通、「小波」と表現します。
サーフィンを始める人にとっては、
トレーニングに一番向いている波です。
次が、ゆっくりとブレイクする「厚めの波」。
波のフェイス(面)がまっすぐより、やや斜めに立って、
その上、ゆっくりと崩れるので、テイクオフの練習に最適。
サーフボードを抱えて海に出て、
厚めでゆっくり崩れる波に当たった日は、
テイクオフに何度でもトライする価値があります。
その際、パドリングしながら、肩越しに少し後ろを振り向いて、
うねり(波がしら)と、
自分との距離を測りながら、
テイクオフのためのパドリングができるようになると、
上達がぐっと早くなります。
三つ目が、波のフェイス(面)がえぐれていく「掘れた波」。
上級者が喜んで乗りたがる波です。
フェイスがえぐれていくために、
波が崩れる際に、フェイスが筒状の空洞(トンネル)のようになります。
You Tube(ユー チューブ)などでも、
波で出来た空洞をサーファーがくぐる動画がよく流れていますが、
チューブを乗り切れるのは、かなりの上級者です。
最後が、波がトップ(一番上)の部分から、
一気に崩れてしまう「ダンパーの波」。
波が、せせり立ったかと思うと、一気に崩れ、
うまくは乗れません。
サーフィン好きの方なら、海まで出掛けて、「ダンパー」だと、
がっかりすることも。
ただし、テイクオフの練習なら、
白く泡立ったスープの部分で、十分できます。
ぜひ、トライしてみてください。
極端に言うと、サーフィンは、
せり立った波を横に滑り乗っていくスポーツです。
ですから、テイクオフを練習中の方は、
小波や厚めでゆっくり崩れる波で、
まずは、波に乗る感覚をつかめるといいのではないでしょうか。
サーフィンは、
波がサーフボードを押してくれることで、楽しめます。
つまり、その「押す力」が波のどこにあるのかが分かってくると、
体を起こして、ボードに立つ、
テイクオフ(スタンドアップ)の感覚が身に付いてきます。
小波にしろ、厚い波にしろ、波には、パワーゾーンがあります。
トップ、スープ手前のショルダー、スープ。
その時々で、楽しめる波を見つけて、
海とうまく付き合いながら、
自然を満喫できると最高ですね。