halukaブログ

やっぱり海が好き!

サーフィン上達には波を知ろう④。波のパワーの強弱を体感

こんにちは、halukaです。

 

さて、波のトップ(一番上)が崩れて、

白く泡立った部分(スープ)でも、

サーフボードを押す力(パワーゾーン)が十分にある事は、

お伝えしました。

 

そのスープを使って、最初はどうトレーニングすると良いか、

今日は、その点を少し振り返りながらの波談議にトライします。

 

サーフィンの楽しさは、何と言っても、

「波に立ってから」分かるものです。

 

「サーフィンを始めてすぐに、サーフボードに立てた」という方は、

むしろ珍しく、

大抵は、一度や二度ではなかなか立てないもの。

 

そういう場合は、

サーフィンスクールやビギナー体験などを実施している

サーフショップなどを見つけて、

ロングボードやファンボードを使いながら、レッスンを受けて、
「立つ」感覚を楽しむのも、いい方法だと思います。

 

では、今日はまず、はじめに戻って、スープの使い方。

最初は、スープに慣れて、楽しむことが大切です。

 

波に押される感覚を覚えるために、

スープでサーフボードに乗ってみます。

 

乗ると言ってもこの時は、サーフボードに腹ばいになったまま、

スープに押されて、岸側に流されるだけで十分です。

 

自分が波を待っている所にスープが来るまで、

岸側に向かって出来る範囲で十分ですから、

パドリングをしておくと、

スピードが付いて、波において行かれることなく、

サーフボードが加速し、「波に押される」感覚を味わえます。

 

f:id:halukablue:20190718202747j:plain

 

スープに押されて、流れている間は、パドリングは必要ありません。

とにかく、「波に押される感覚」を体が知ることです。

 

一度崩れた波が、再びうねるような遠浅のビーチブレイクが、

一番の練習ポイントになるはずです。

 

スープに押される感覚が分かったら、

次は、テイクオフのための感覚をつかみます。

それまで、サーフボードに腹ばいの姿勢だったとして、

慣れてきたら、両腕の肘を張って、腕を伸ばしてみます。

上半身を起こし、両脚を閉じて、加速感をつかみます。

 

この時のこつは、

手のひらで、サーフボードの縁(レール)をつかまないことです。

つかんだ手が抵抗になって失速しますし、

スタンドアップの練習では、レールはつかまず、

親指と人差し指を広げて、サーフボードのサイドの丸みを

包むように抑える事が大切になるからです。

 

スープに押されながら、

サーフボードが滑り走る速さ、

波のパワーの強弱を感じる事が出来たら、

次は、伸ばした両腕の片方ずつを交互に少し、曲げてみます。

この時、上半身は起きた姿勢になっていますが、

重心が左右に動きますから、

それにつられてサーフボードの向く先が変わり、

舵を取っている感覚が分かります。

 

この辺りまでスープに慣れることが出来たら、

テイクオフは、そう遠い話ではありません。

思い切って、サーフボードに立ち上がってみると、

それまで海面と水平だった視野に、

立体感のある、別世界が飛び込んできます。