halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「思い出を綴った旅日記をめくりながら、その旅を思い出しては『もう一度』と、彼の地に想いを馳せてみる」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

新型コロナウイルスの感染阻止のため、

不要不急の旅や渡航の見直しも迫られています。

 

進学や異動の時期にも重なっておりますし、

卒業旅行などを楽しみになさっている方々もおいででしょう。

ご不便をお感じの皆さまもいらっしゃることだと思います。

なんとか事なきを得ますよう、お祈り申し上げます。

 

旅に出る際、

未だに必ず携帯するように心掛けているのが、

ポケットサイズの手帳、

自称「旅日記」です。

 

文字通り、ジーンズの後ろポケットに入るサイズから、

ナップザックのサイドポケットにすぽっと入って、

ずれて落ちては来ないジャストサイズがお気に入り。

 

旅の終わり頃には、

汗やほこりで、

たいていは表紙や裏表紙が折れたり、

剥げたり、破れたりもするのですが、

ページの途中に、

何故にわざわざ挟んでいるのか、

異国の街角のゲストハウスのパンフレットや、

どこかのパブで、

冷えたビールをあおった際のレシートが残っていたりしますと、

「ああ、ここ、どうなっただろうか」と、

もう、それは数年も前の話なのに、

記憶の欠片が脳裏に浮かび上がって、

妙な感慨に浸ったりもいたします。

 

ゲストハウスのパンフレットは、おそらく、

ふらふらと街を歩いて、

迷子にならないための “お守り” で、

パブのレシートは、

備忘録にビールの値段でも記そうとしたに違いありません。

 

迷子にならないためには、

パンフレットよりも、

自分で自分のメモ帳に書き込んだ簡略図の方が確かだし、

ビールの値段など、

日本で暮らしているときには、大して気にも留めないのに、

そういう雑多なペーパー類には、

「その地の言葉」(言語)が、

何と書いてあるのかは分からないままですが、

明朝体のようにも見える、映える字形で、

キャッチフレーズよろしく、

何やらカッコよく書かれているものですから、

つい、旅日記に挟み込んでおく、

というふうです。

 

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そんな旅日記も、

帰国した後、整理せずにいますと、

走り書きの部分は、

我ながらのミミズが這ったような文字で、

いったい何と書いているのやら、

自分でも解読不能に陥ったりもいたします。

 

それでも、その前後のページを読み解くと、

酔いにまかせて書き込んだのであろう、

そのセンテンスは、

異国で何を見て、何を思ったのか、

それを書き留めようとしていたことが分かります。

 

旅の醍醐味、面白味は、

未知との遭遇” にあるとも思っています。

知らなかった言葉、

知らなかった料理、

知らなかった光景、

知らなかった笑顔…

 

“未知” との出合いは、

“それまで知らなかった自分自身”さえ、

運んできてくれる気もします。

 

スマートフォン1台あれば、

たいていの用は足りる時代です。

今さら、「旅日記とは…」というお話もあるでしょう。

けれども、どうですか。

写真ばかりでなく、

旅先で、その土地に触れた記憶を、

自分の文字で残しておくのも

その旅を思い出す小さなきっかけになりそうにも思います。

 

新型コロナウイルス禍を慮れば、

今は、人混みを避け、

不要不急の渡航などは見合わせるべき時期でしょう。

とは言いましても、

気持ちまで内に沈み込んでしまいませんよう、

小さな旅でも、これまでに、

足を運んできた国内外の町や村の記憶をたどって、

気持ちだけでも外に向けて、

その旅を思い出しながら、

居ながらにして、でも、

旅心を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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  • 発売日: 2020/03/19
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