こんにちは、halukaです。
「シャッターチャンス」という言葉がある通り、
狙っていた風景なり、動きなり、陰影なりが、
思い通りの被写体となってレンズの前に現れ、
あるいは、
予測通りの様子を見せて、
その瞬間を逃さずに、
カメラのシャッターを切ることが出来たなら、
写真が好きな方ならば、それは、まあ、
「我ながら、まず、まず」という具合の出来栄えが、
その作品に投影されるのではないでしょうか。
季節感あふれる写真などは、
見ているだけで、
気持ちが明るくなるものです。
躍動感あふれるスポーツ写真も、
感動や感激を伝えてくれます。
ところで、
昨年の暮れから習い始めたばかりの俳句なのですが、
俳句は、皆さまご存知の通り、
五・七・五のわずか17文字で、
風景なり心象なりを詠み解きます。
五・七・五で詠む俳句は、ですから、
文字数が少ないがために、
無駄を省かざるを得ず、
文字数が少ないがために、
言葉を探さざるを得ません。
その辺りは、写真も似ていて、
トリミングに凝ったり、
陰影に凝ったりするのは、
自分の「狙い」からはみ出しているものは、
出来るだけ削ぎ落とすことで、
芸術性なり、
写実性なりを写し出してみせるのだろうと、
そんなことを思います。
「日常のありのままを詠む」という、
まだ習い始めたばかりの「いろはの・い」と申しますか、
俳句作りの基本線に素直に沿えば、
「俳句を作ろう」と力むことはなく、
あくせくなど、するはずはなく、
毎日の生活のその辺り一面に、
シャッターチャンスならぬ、
俳句となる詠題がちらばっていそうなものです。
ところが、なかなか、
そううまくいかないのは、どうしてなのか。
「俳句を詠む感性」のようなものが、
きっと足りていないのでしょう。
カメラを肩に、
たまに海の様子など、写真を撮りに出掛けますと、
気づくことがあります。
それは、「自然のわずかな変化」です。
通い慣れた海辺で、
同じ日中なのに、
太陽光の傾きや雲の厚さや波の高さで、
毎回、その表情は変わり、
朝焼けの頃か、夕焼けの頃かでも、
波の色調も空の色調も変わっていきます。
季節の変わり目ともなれば、
その変化は勢いを増して、
装いをぐんと変えてみせてくれます。
俳句づくりもきっと、
日常の、ほんの小さな出来事に、
優しく気づくことができるようになれば、
もう少し、出来もよくなるものかしら…とも。
気分転換に
ふだんより少し意識して、
上空を眺めてみたり、
ひざを折ってみたりして、
視線を変えてみませんか。
いつもなら、
何気なしに目にしている風景が、
ふだんとは、少し違って見えて、
日常にある、
思わぬシャッターチャンスや詠題に
ふと、出合うものかもしれません。
新型コロナウイルスの感染阻止・防止のため、
「密閉された空間」、
「密集した場所」、
「密接な接触」の「三密」を避け、
人混みを避けましょうと、
呼び掛けが続いています。
新型コロナウイルス感染の治療・防止のため、
医療・福祉そのほか多くの分野でご尽力なさっている皆さま、
どうぞ、ご自愛ください。
病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方、
そのご家族へ、
心からお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願っています。