halukaブログ

やっぱり海が好き!

進め!俳句ビギナー⑱。「俳句は五・七・五、カメラはシャッターで風景と心象を切り取って見せ、そのどちらもが日常にある感性を伝えてくれる」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

「シャッターチャンス」という言葉がある通り、

狙っていた風景なり、動きなり、陰影なりが、

思い通りの被写体となってレンズの前に現れ、

あるいは、

予測通りの様子を見せて、

その瞬間を逃さずに、

カメラのシャッターを切ることが出来たなら、

写真が好きな方ならば、それは、まあ、

「我ながら、まず、まず」という具合の出来栄えが、

その作品に投影されるのではないでしょうか。

 

季節感あふれる写真などは、

見ているだけで、

気持ちが明るくなるものです。 

 

躍動感あふれるスポーツ写真も、

感動や感激を伝えてくれます。

 

ところで、

昨年の暮れから習い始めたばかりの俳句なのですが、

俳句は、皆さまご存知の通り、

五・七・五のわずか17文字で、

風景なり心象なりを詠み解きます。

 

五・七・五で詠む俳句は、ですから、

文字数が少ないがために、

無駄を省かざるを得ず、

文字数が少ないがために、

言葉を探さざるを得ません。

 

その辺りは、写真も似ていて、

トリミングに凝ったり、

陰影に凝ったりするのは、

自分の「狙い」からはみ出しているものは、

出来るだけ削ぎ落とすことで、

芸術性なり、

写実性なりを写し出してみせるのだろうと、

そんなことを思います。

 

「日常のありのままを詠む」という、

まだ習い始めたばかりの「いろはの・い」と申しますか、

俳句作りの基本線に素直に沿えば、

「俳句を作ろう」と力むことはなく、

あくせくなど、するはずはなく、

毎日の生活のその辺り一面に、

シャッターチャンスならぬ、

俳句となる詠題がちらばっていそうなものです。

 

ところが、なかなか、

そううまくいかないのは、どうしてなのか。

「俳句を詠む感性」のようなものが、

きっと足りていないのでしょう。

 

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カメラを肩に、

たまに海の様子など、写真を撮りに出掛けますと、

気づくことがあります。

 

それは、「自然のわずかな変化」です。

 

通い慣れた海辺で、

同じ日中なのに、

太陽光の傾きや雲の厚さや波の高さで、

毎回、その表情は変わり、

朝焼けの頃か、夕焼けの頃かでも、

波の色調も空の色調も変わっていきます。

 

季節の変わり目ともなれば、

その変化は勢いを増して、

装いをぐんと変えてみせてくれます。 

 

俳句づくりもきっと、

日常の、ほんの小さな出来事に、

優しく気づくことができるようになれば、

もう少し、出来もよくなるものかしら…とも。

 

気分転換に

ふだんより少し意識して、

上空を眺めてみたり、

ひざを折ってみたりして、

視線を変えてみませんか。

 

いつもなら、

何気なしに目にしている風景が、

ふだんとは、少し違って見えて、

日常にある、

思わぬシャッターチャンスや詠題に

ふと、出合うものかもしれません。

 

新型コロナウイルスの感染阻止・防止のため、

「密閉された空間」、

「密集した場所」、

「密接な接触」の「三密」を避け、

人混みを避けましょうと、

呼び掛けが続いています。

 

新型コロナウイルス感染の治療・防止のため、

医療・福祉そのほか多くの分野でご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

 

病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方、

そのご家族へ、

心からお見舞いを申し上げます。

新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願っています。