halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「その風に吹かれるもよし、その風に向かうもよし。人生という旅路の門出に心地よい春一番よ吹け」という思い。

こんにちは、halukaです。

 

雲が太陽を隠すのか。

太陽が雲に隠れるのか。

上空では、

強い風が舞っているようでした。

 

そこは、

サーフィンを楽しみにいつも通う、

ビーチブレイクが楽しめる海辺とは違いましたが、

所用の帰路、

車のサイドブレーキを引いて、

運転席から海岸に降りると、

着ていた薄手のセーターの背中を

頭上から差していた太陽光が、

時折の雲の切れ間を縫って、

暖かく包んでくれました。

 

春一番」を広辞苑(第六版・岩波書店)で探すと、

立春後、はじめて吹く強い南寄りの風」

「天気予報では、立春から春分までの間に広い範囲で

はじめて吹く、暖かく強い南寄りの風をいう」と、

ありました。

 

時季から察すれば、

今年の春の「春一番」は、

もう吹き去った頃かもしれません。

 

強く、暖かな南寄りの風…

例年の春なら、

人と人との新しい出会いを運ぶ、

季節の風物詩です。

 

視線を南に投げると、

緩く弧を描く海岸線に沿って、

絶えることのない、白い小波が、

岸辺に打ち寄せている様子がうかがえました。

 

午後の太陽光を映して、はね返す、

穏やかな水色の海面は、

時折、銀色に光ってみせては、

白く泡立って、すぐに元の水色に戻り、

その海面を風が吹き抜けます。

 

そんな自然の営みは、

今年も特段、変わることもなく、

見慣れた海岸にやってきていて、

彼方にかすむ水平線は、

その雄大さを誇るかのように、

だれにも公平に、

その光景を分けて見せてくれます。

 

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波は、

時に、荒れ、時に、静まります。

 

風もまた、

時に、荒れ、時に、静まります。

 

人生を旅路に例えることが出来るなら、

春一番」が吹くこの頃は、

進級や進学、就職で、

まだ知らぬ道に「さあ」と、一歩を踏み出す、

新しい門出の時でしょう。

 

今年は、新型コロナウイルス禍のため、

その門出を祝う式典や催事が、

延期や中止になったり、

あるいは、休校や自宅待機で、

スタートダッシュの心構えのまま、

“その時” を待っている方々もいらっしゃることでしょう。

 

季節を告げる風は、きっと吹きます。

皆さんが歩き始めたとき、

新しいコミュニケーションが始まるとき、

その出会いにそっと、

季節の風が寄り添ってくれるのではと、

そんな心持ちでいます。

 

新型コロナウイルス感染の阻止・防止のため、

「密閉された空間」、

「密集した場所」、

「密接な接触」の「三密」を避けましょう、

人混みを避けましょうと、

呼び掛けが続いています。

 

もう間もない、大型連休に向けて、

「移動」の自粛も肝要なようです。

 

医療や福祉、そのほかのあらゆる現場で、

新型コロナウイルス感染の

治療・防止にご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

 

病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方、

そのご家族へ、

心よりお見舞いを申し上げます。

 

新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願っています。