halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「緑の春色に覆われて、大地が芽吹きを営む頃に宙を舞う蝶の姿もそこにあり、夏も近づく若葉の候」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

桜の咲く頃、どんよりと曇りがちな空を

俳句では、4月の季語で「花曇り」と詠んだりします。

 

「春に三日の晴れなし」とも言いますから、

この季節は、

なんともなしに空模様が安定をせず、

日によっては、初夏を思わせたり、

肌寒さを思わせたり、

行ったり来たりの季節模様なのかもしれません。

 

これも4月の季語ですが、

春の明け方を言う「春暁(しゅんぎょう)」の時刻を過ぎて、

みずみずしい緑の草花が、

小さな花を咲かせながら陽だまりをつくる頃、

宙を舞う、蝶の姿を見掛けるようになりました。

 

黄色く咲き誇っていた菜の花に、

蜂が蜜を求めて飛んできていたのは、

目にしていましたが、

蝶もようやく、

その翅(はね)を伸ばす時季になったようです。

 

春まだ浅い頃の緑は、

その色合いも幼い様子で、葉陰も小さく、

地表から伸びているのが、もうやっと、

という具合にも見える可憐さ。

 

それが、立春から数えて八十八日目に当たる、

「八十八夜」の「茶摘み」の頃になると、

今度は樹木を飾る若葉の緑がまぶしさを増して、

春の輝きをいっそう、際立たせます。

 

「八十八夜」も「茶摘み」も、

道理で、4月の季語として、

よく親しまれているのでしょう。

 

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今年の4月も、もう最終週です。

春も深くなってくると、

陽気にも恵まれるようになって、

同じ緑でも、

草花の芽吹きが、

樹木の若葉に季節の主役を譲り始めて、

松の新芽を言う「若緑(わかみどり」だとか、

「暮れの春」だとか、

「春惜しむ」といった4月の季語が、

吹く風にふわりと寄り添っているように思えます。

 

拙宅の小庭の先の雑草も、

見て見ないふりをしているうちに、

音も立てずに伸び盛っています。

それこそ、陽だまりをつくるように。

 

日々、折り重なっていく草木の春色を眺めながら、

自然の緑がたくましさを増す様子を夢想して、

毎年のことですが、

四季の彩りが心持ちを変えてくれる。

そんな、週末でした。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大阻止・防止のため、

「密閉された空間」、

「密集する場所」、

「密接な接触」の

「三つの密を避けましょう」、

「人混みを避けましょう」と、

要請、呼び掛けが続いています。

 

医療・福祉、物流や日常生活の支え、

そのほかにも、

多くの関係分野の前線で、

さまざまな職責を負って、

新型コロナウイルスの感染阻止・治療、生活の維持に

ご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

 

また、病床にあって、

ご快復を心待ちになさっておいでの方、

そのご家族へ、

心からお見舞いを申し上げます。

 

手洗いやうがいの徹底、咳エチケットなど、

個人で出来る感染防止対策には限りがあるかもしれませんが、

感染を広げないためには、

そんな一つ一つも大切なことのように思います。

 

新型コロナウイルス禍の一日を早い終息を願っています。