halukaブログ

やっぱり海が好き!

散文夢想「まばゆくとも静かなる青い渚とめぐり来る初夏に寄せて」。

こんにちは、halukaです。

 

夢、想う春。

 

天空を覆う青い大気が、

透明感を保ったまま目に映る球面をたどって、

青い海の果てで、

横一線を描いてみせる水色のライン。

それを水平線と呼んだりします。

 

今日のように空が晴れ渡った日ならきっと、

そのラインは、たどり着く先を、

あたかも、あらかじめ、

その位置と決めていたかのように、

嵐の日とは違って、乱れることなく、

空と海との狭間をくっきりと、

区切ってみせてくれていたことでしょう。

 

波のない、

凪(なぎ)の海で、

海面に泳がせたサーフボードにまたがって、

そんな風景を気抜けした笑顔で眺めていたりすれば、

いつの間にか、頬の辺りがすっかりと日焼けして、

海から上がる頃には、

ほんのりと、

こんがりトースト風になっていたりもするものです。

 

空を焦がす太陽光は、

いったい、

どれほどの強さで海面を照らすのか。

 

それは、

揺れる海面を見つめる視線が、

そらそうとしても、つい、つかまえてしまう、

青い海面が放つ、反射光が知っています。

 

海面を見つめていたいなら、

手の甲を額にかざして、

まぶたの辺りに影をつくって見ていなければ、

その反射光は容赦のないまぶしさを増すばかりで、

和らぐことを知らない光量で、

自然の輝きをみせつけます。

 

そんな輝きに満ちた海に身を委ね、

海面を見つめなければ、

波間にサーフボードを走らせるための

ウネリを見つけられず、

波間にサーフボードを走らせるための

ウネリを見つけたければ、

ひとり、静かに、

海面を見つめるしかない。

 

そんな間合いもまた、

サーフィンというスポーツに

私なりが、

いつの間にか感じるようになった魅力です。

 

気持ちだけ、

海辺にでも行ったつもりで、静かに待てば、

その魅力を味わうことが出来る時にも、

きっとまた、恵まれることでしょう。

 

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あすから、5月に入りますね。

手元にある海の写真など眺めながら、

静かな5月の始まりを感じています。

 

季節柄、例年なら、にぎわいを見せる

各地の名所などもあるのでしょうけれども、

とりもなおさず、この初夏は、

「ステイ・ホーム・ウイーク」

との呼び掛けもあるようです。

 

新型コロナウイルス感染症の治療・感染の防止のため、

医療や福祉、

そのほか物流や日常生活の支えのため、

あらゆる分野でご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

 

さまざまな事情で、

日常生活にお困りの方もおいでのことかと存じます。

いたわり合いが大切な時のようにも思う次第です。

 

新型コロナウイルス感染の阻止・防止のため、

「密閉された空間」、

「密集する場所」、

「密接な接触」の

「三つの密を避けましょう」、

「人混みを避けましょう」と、

そうした呼び掛けも続いています。

 

手洗い、うがいの徹底、

咳エチケットなど、

個人で出来る感染予防には限りがあるかもしれませんが、

感染が拡大しないよう、

一日も早い、新型コロナウイルス禍の終息を願っています。