halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「流れる雲の梅雨の晴れ間に広がる空は夏の知らせの青い空」。

こんにちは、halukaです。

 

7月も中旬に差し掛かります。

皆さま、どのようにお過ごしですか。

 

このごろは、梅雨の時季。

長い雨が続きますね。

 

見上げる空にはきょうも朝から雲が流れていました。

 

けれども、前日までの鈍い灰色をした曇天とは違い、

輝くような白い雲が流れていたのは

正午も近い午前のことでした。

 

連なる日々、重く垂れ込める雨雲を見続けた目には、

数日ぶりの白い雲がまぶしくも映ります。

 

「梅雨の晴れ間」というのでしょう。

それとも、梅雨空の気まぐれでしょうか。

 

流れる雲は、

切れ間から遮断なく射す銀色の太陽光を弾いてか、

白銀にきらめきながら、

夏に続く大空を爽やかに流れてみせます。

 

微かに感じたのは南東の風。

地上で感じる風があるのなら、

上空には、もっと強い風が吹き流れていたに違いありません。

 

吹く風は、時折、

その勢いで白い雲を幾つかの群れにちぎってみせながら、

白銀の輝きを右から左に押し流し、

隙間、隙間に青い空がのぞきます。

 

幾日ぶりかに目にする青は、

軽装が似合うリズムを運ぶ夏空の色。

 

空色は、透き通ってもいて、

懐かしくもあり、

ようやく目にする夏の予感に

気分も少々、浮き立つようでした。

 

「空と雲の組み合わせ」など、

一年中、もう十分に見飽きているはずなのに、

それでも新鮮に感じるのは、

「今日」という空は、「きのう」という空とは違うと、

まぶたが知っているからでしょう。

 

もちろん、「明日」とも違うとも。

 

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乾いた風に乗った雲は、

次の季節の招待をもったいぶってもいるようで、

ゆったりと、

ゆっくりと青空の下にたなびいていました。

 

たとえば、高山から眺める雄大な景色にも似て、

上空を行く風格のある厚い雲ですが、

灰色が白く輝くだけでも、こんなに雰囲気が違うものかと、

感心したり、感激したり。

 

灰色がかった雲の重さを置き去った、

軽快な白い雲がまとう香りは、

灼熱の太陽光の呼び水でしょうか。

 

呼び水と聞いて、喉の渇きを覚えたか、

冷たいコーヒーでもグラスに注げばよかった思ったのは、後の悔い。

思い出せば、

「冷やし珈琲(ひやしコーヒー)」は、7月の季語。

「冷やし紅茶(ひやしこうちゃ)」も、7月の季語。

 

そんな事に気づきもしないで、空を眺めていただけで、

格別な用意もないままの正午に近い午前の時間は、

あっという間に過ぎ去りました。

 

長雨に降られて、

梅雨明けが待ち遠しいと感じたりするこのごろです。

 

ひとときの雲行きが教えた残り香は、

肌を焼く灼熱が降る、やがて来る夏の季節の香りでしょう。