halukaブログ

やっぱり海が好き!

進め!俳句ビギナー㉗。「梅雨の時季が間近に迫って『雨』を詠もうと雨を思い、雨に触れれば、雨もしたたる一句になるかな」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

皆さんが、

「雨音」という言葉を聞いて連想する、

擬音語や光景は、どのような雰囲気でしょうか。

 

俳句に詠まれる季語にもある「梅雨」。

真夏を迎える前に、

本格的な雨のシーズンが近づいています。

 

雨に降られる時というのは、

空を見上げて、

雲が薄くなった頃かと油断をして外に出ると、

急な雨脚がどこからか道行く姿を追ってきて、

小走りになってみたり。

雨宿りをしてみたり。

 

振り返ると、そんな場面も少なくはなくて、

今年も、

傘が手放せない時季がやってきたようです。

 

入梅

「梅雨」

「五月雨(さみだれ)」

「空梅雨」…

この辺りですと、

俳句に詠まれる

6月の雨にかかわる季語として

私のような初心者にも親しみがあるところ。

 

それが、

さみだれの頃の暗さを言う「五月闇(さつきやみ)」、

梅雨のうちに吹く南風を言う「黒南風(くろはえ)」、

といった季語になってきますと、

私にとっては何だか、耳新しくて、

意味深く、ふいに高尚にも思えたりして、

それをどう、俳句に詠めばよいのかと、

悩ましい限りです。

 

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 【写真AC】

 

俳句を学ぶ場のひとつに

「句会」と呼ばれる集まりがあります。

 

参加者があらかじめ作ってきた俳句を出し合い、

お互いに感想や評価を語り合ってみたりする、

いわば、勉強の場です。

 

私にとっては、その句会が、

昨年の暮れから通い始めた

俳句教室に当たるわけですが、

近々、その俳句教室の予定が入りました。

 

そういうわけで、

その俳句教室の宿題にそろそろ手を付けようと、

スキマ時間を見つけては、

作句に挑んでは挫折する、ここ最近です。

 

今回は、まずは俳句を一句詠む。

その上で、

その俳句に詠んだ心象風景やプロセス、

自然の風物など、

五・七・五の17文字の俳句に込めた思いを語る

「俳文」というエッセイを綴るのが、宿題です。

 

これまで何度か、

受講生の方の「俳文」朗読を聞いていますと、

そこには、17文字に込められた、

自分にはない感性や観察眼、

経験談もあふれていて、

癒やしを感じたり、

日常の生活や自然の隅々に目を届かせる、

その視点の鮮やかさに「はっ」と感動もする、

そんな発見の連続です。

 

「俳句は日常を詠む」「感性で詠む」、

「ありのままを詠む」と、

そういう具合に習いました。

 

ならば、時は来ました、

というところでしょうか。

「梅雨」の時季。

雨にまつわる「俳句」「俳文」も小粋かと、

雨雲を見上げながら、独り悦に入る次第です。

 

『雨』を詠もうとして、

なにかヒントはないものでしょうか。

空を見上げて、

ほんの1粒、2粒の雨のしずくを

手のひらに受けてみると、

作句のひらめきを天が降らせてもくれそうです。