こんにちは、halukaです。
「海はどうして青いのですか」と、問われれば、
「大気にあって、
散乱しやすい太陽からの『青』の光が、
海に映って目に入るからです」と、
そんなふうな、
なんだかよく分からないお話になります。
もう少し分かりやすく、書き砕こうと思いますと、
昼間の海を空から照らす「青の光」について、
先に少し知っておくのが得策。
わずか1秒で、
赤道の7週半ほどの距離を走る、
「『光』の速さ」は、
秒速なんと、およそ30万キロメートル。
その電磁波のなかで、
人の目に映る波長のものを私たちは、
「光」だとか「可視光」と呼んだりします。
人の目が映し取ることの出来る光は、
波長が長い順に、
「赤」、「橙」、「黄」、「緑」、「青」、「藍」、「紫」の七色。
その七色が、小さな雨粒に当たって屈折して、反射して、
七つの色に分かれて見えるのが、
七色の虹。
太陽から届く、
波長の短い「青」は、「大気」という通り道の道すがら、
酸素や窒素といった大気の粒にぶつかって、
乱れに乱れて、言ってみれば「散乱」して、
人の目に映りやすくもなるのだと、言います。
そこで、
晴れた空を見上げると、青く見えるのが、青空。
その青空を映す海も青。
その上、
水の分子は、赤い光を吸い込む性質をもっているのだそうで、
海の青は、さらに青くなり…
というような、そんなお話。
今日から令和2年(2020年)も3月に入りました。
海は、変わらず穏やかで、静かでした。
午後からは、灰色がかった雨雲も流れましたが、
春3月を迎えるには、まずまずのお天気。
夕日が差したのは、ほんのわずかな瞬間。
西に傾く太陽を覆うように、
すぐに雲が流れ込んで、
辺りは、すうっと、夜に溶け込みました。
昼間に眺めた海の輝きと、
刹那ではありましたけれども、
目に映った赤に染まる空を思って、
今日も一日が、すむんだなあと、
ただ、ただ、そう思うだけの日曜日の夕刻。
そう思いながら、
人には欲があるもので、私にも欲があるもので、
「あすも、いい一日になれ」と願う心持ちも、
心の隅にちらほら。
月めくりのカレンダーを1ページ、
べりべりと破り取りながら、
平穏な日常に恵まれるということが、
どれほどに豊かなことであるのかと、
そんなことを思わざるを得ないこの頃。
世の動きは、中止や繰り延べで、
閑散となりつつもありますけれど、
この春、進学や就職や、
それよりほかの道々に進もうとする皆さまへ。
どうか、そこに立ち止まることなどなく、
敢然と、果敢に、
未来へ、将来へ、歩みを進めてください。
世の動きも、その歩みをきっと期待して、
七色の虹でその道を照らす時は今はまだかと、
必ず、待っているはずですから。