halukaブログ

やっぱり海が好き!

渚のサーフ物語。「小暑を前に夏到来を思わせる陽射しがそそぐ凪の海で、エメラルドグリーンの波間に焼き付く笑顔」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

今日から7月に入りました。

梅雨も半ば、といった辺りでしょうか。

1週間後の7月7日は二十四節気で言う「小暑」。

「その日から暑気に入る」と言われる頃合いですが、

皆さま、どのようにお過ごしですか。

 

薄い雲に阻まれながら、顔をのぞかせた青空に誘われて、

海辺に向かいました。

 

サーフィンを楽しみに通い慣れた海辺に続くバイパスは、

渋滞もなく、スムーズな車の流れ。

 

車の窓を全開にして、

吹き込む風を車内に招き入れると、

梅雨の晴れ間のひとときの

乾いた風に気分も軽快です。

 

ビーチブレイクが楽しめる遠浅の浜辺に近い駐車場には、

海上がりのサーファーの姿もありました。

 

まぶしい太陽光を浴びようと、海に繰り出してきたのでしょうか。

青空が見たくて、海に繰り出してきたのでしょうか。

波が恋しくて、海に繰り出してきたのでしょうか。

 

今はまだ、梅雨の時季だと分かっていても、

雨粒を落とさない晴れの日の陽射しは、

まるで、もう夏めいています。

 

海は、上空の薄い雲と淡い青空を映して

エメラルドグリーンに染まり、

風速を測ることがむずかしく思えるほどの優しい風が、

海を渡っています。

 

ウネリはありません。

大海原に広がるのは、ただ凪の海。

「べたなぎ」と呼んだりしますが、

梅雨の頃の波は、そう持ち上がるでもなく、

おとなしい日が多いのは例年のことです。

 

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梅雨入り前まで着込んでいた、長そで長パンツスタイルの

フルのウエットスーツはもう必要なくなりました。

 

半そで、半パンツのスプリング・スタイル、

半そで、長パンツのシーガル・スタイル。

お天気と海水温の読み次第で、

波間に浮くサーファーのウエットスーツ姿もバラつきます。

 

タッパーやウエットスーツを着けない、

水着だけの猛者もいますから、夏到来は間近でしょう。

 

真冬の頃は、

10リットルの水が入るポリタンクに

60度ほどの熱さのお湯を溜め込んで海辺に出掛けます。

 

1ラウンド2時間ほどの波乗りの後、

着替え時に浴びる、そのポリタンクのお湯は、

30度ほどまで熱が冷めていて、

それでも冬の海で凍えた体を温めてくれもします。

 

今頃の時季。もう、60度のお湯は必要ありません。

真水を溜め込んだポリタンクの蓋を外して、

海上がりの着替え前に頭から水をかぶると、

体を冷ます、クールダウンにぴったりです。

 

「べたなぎ」の海ですが、

波待ちをするサーファーの人数は、

いつもとそう変わった風には感じません。

 

波のない日も、波のある日と同じように、

海に出て、波待ちをする。

波間に浮かぶその仕草は、波乗り好きにとっては、

ごく普通の光景です。

 

胸の内では、「波、来ないかな」と、

そうつぶやいてはいても、

それを不平に感じているほどではないのでしょう。

 

不平に感じていたとしても、

自然相手にぶつけても仕方なし。

 

天空からそそぐ太陽光と青空と、その色を映す波。

潮騒と潮風に吹かれて火照った頬には、

潮を浴びた笑顔が焼き付くばかりです。