今週のお題「元気の秘訣」
こんにちは、halukaです。
フレッシュな透明感のある、湧き上がる水柱を見て、
皆さまなら、どんな俳句をお詠みになりますか。
紅葉の頃、
真っ赤に、あるいは黄一色に染まった並木道に立って、
皆さまなら、どんな俳句をお詠みになりますか。
この地球の行く末を憂慮して、
汚染された環境から逃れるため、
生き残りのためのドームに残されたなら、
どんな俳句を詠みますか。
「麦は、踏まれて、踏まれて、踏まれるほどに強くなる」というけれど、
そして、
そういう生き方もあるんだと、
学校で習ったりもするけれど、
果たして、
あなたは、
自分の足で麦踏みをしたことがあって、
そして、
なぜ、
麦は踏まれなければならないのかをご存知ですか。
それを知ったなら、
あなたなら、
どんな俳句をお詠みになりますか。
【写真AC】
昨年暮れの12月から、ふと通い始めた俳句教室で、
「俳文」というエッセイ書きにチャレンジしました。
俳文とは、まず、俳句を詠んで、次に、
「なぜ、そういう俳句を詠んだのか。
その俳句に込めた心象や情景はどのようなことなのか。
その俳句は、どんな場面で詠んだのか」といった辺りを、
400字程度に書き連ねるものです。
初めての経験です。
新鮮で、エキサイティングで、奥深く、思慮を要し、
ひと様の言い様、俳句、俳文という、その作品に、
いちいち、胸が躍り、心を揺さぶられる、そんな時間でした。
「醤油(しょうゆ)屋さん」とは、
醤油を売っているお店ではなく、
醤油を造っているお店。
「麦踏み」とは、
米の収穫が終わった冬の田にまかれた麦の根が、
寒さのあまり、
地中から起きてくる霜の力で地表に押し上げられてしまうから、
その根をふたたび、地中に潜らせるための大切な農作業。
傍で見ている風景のように、
決してのどかなものではない。
踏んでも、踏んでも、また踏んでも、
ぴょこっと押し上げられてくる根。
晩冬の麦踏みは過酷な農作業のひとつであって、
ほんとうに良く踏まないと、良い根は張らない。
「だから…」。
恵方巻が世間に広まったが、
売れ残って大量に廃棄されている光景が報道され、
日本語を学ぶ多くの外国人が手にする、
平仮名で書かれている、ある月刊誌では、
イギリス、ドイツ、アメリカ、オーストラリアの4カ国で、
「Don`t throw away EHOMAKI(恵方巻を投げ捨てるな)」と、
そう、大文字で訴える見出しが、
記事とイラストとともにトップになり、
日本語の解説が載ったこと。
節分の頃、
学校や幼稚園で子供たちがとっても楽しむ「豆まき」の豆は、
いったい、いつから、なぜ、「ピーナッツ」になってしまい、
せっかくの日本文化の一部が西洋文化になっていること。
それは、ひとつの、ささいな苦情が始まりだったこと。
俳句とは、“自分の心の目であり、耳” であること。
【写真AC】
通い始めたころは、「俳句を詠む」などということは、
私の人生、初めてのことでしたので、
なんとも馴染まず、そわそわするばかりでしたのですが、
なんとか馴染み、何を学ぶべきなのかが、
少し分かり始めたような気がする辺り、
その辺りが、なんとなく、俳句教室の魅力なのかなあと、
そんなふうに思い始めました。
元気の秘訣のひとつは、「学び」なのかもしれません。
明日は、2月の飛び石連休( 11日は建国記念の日)の中日です。
皆さま、いろいろなご予定がおありのことかと存じます。
どうぞ、よい、一日をお過ごしください。