こんにちは、halukaです。
音をさせずに朝日が昇る、朝もやのその時間。
名も知らぬ幾千、幾多の野鳥たちが、目を覚まし、
いや、もしかすると、もう覚ましていたのに、
東方の雲間を突き破って真正面から差してくる、
その朝日を待っていたのか、
一斉に、夜闇を裂きながら鳴き始めます。
それは、さえずり…という名の可憐な響きではなく、
“生” を訴える、
そう、生きている証しを喉の限りに叫ぶがごとき強さで、
遠く、近くに広く、あまたに渡り行くように感じる朝の揺るがせ。
彼女が、その “さえずり” をどう感じているのかを私は知りません。
けれども、彼女が、その “さえずり” を嫌いではなく、
その耳には、四重奏のメロディのように優しく、軽やかに響いているのは、
きっと、間違いがないのでしょう。
なぜなら、その “声” について語る彼女の表情は晴れやかで、
伸びやかで、穏やかな笑みに映るからです。
出会いは偶然でした。
作文と、その読み手。
募集と応募。
熱いコーヒーと甘いケーキ。
そんな平凡な出会いが、その後、
意図されたものであるのか、あるいは誰かの思し召しか、
それは分かりはしませんが、
次々に新しい出会いを生んで、
そのたびに、語らいや信託が増し、
もちろん、行き違いの数も増えはしますが、
そんなささいな支障は、なんの苦も無く飛び越してしまう、
それを、友情と呼ぶのか、信頼関係と呼ぶのか、
愛情と呼ぶのか、それとも、あくまで、偶然なのか…
それは、もっとずっと、ずっと後になって、
他のだれかれの推論に任せることにして、
彼女と私の間には、いまのところ、
互いを分け隔てる障害は、これと言って見当たらず、
何をするにしても、
とりあえず、相談し合っているような、
そんな人間関係を築くことができているような、
そんな彼女と私の凸凹を支えてくださる周りの方々とともに、
ひとかけら、ひとかけら、
エピソードらしき物語を拾い集めてみようかなと、
そんなふうに考えながら、
halukaブログの新シリーズ「あの風がそこに吹くから」の筆を、
ゆっくりと起こしてみたいと思います。
終章が見えているわけではございません。
徒然に綴ることをどうぞ、お許しいただいて、
何卒、末永くお付き合いくださいませ。