halukaブログ

やっぱり海が好き!

進め!俳句ビギナー②。「海にまつわる俳句をつくりなさいという生涯最強の難敵に挑むべく出掛けた海辺で黄色いブイの凪の夕暮れに困惑は深まるばかりなり」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

つい先週、自分でも、どうしてそんなことになってしまったのか、

よくは分からないままに、

生まれて初めての俳句教室に入門。

 

挙句、いきなり、

次の月曜日までに五つの俳句をつくらなければならない羽目に陥り、

さらに、その上、

その五つのうち、ひとつは、

「海」にまつわる俳句をつくりなさい、という、

あまりと言えばあまりの、

俳句教室の先生の妄挙妄言に頭を抱えるばかりのここ、数日です。

 

 

進め!俳句ビギナー①。「俳句教室に入門した初日に宿題が出て困っていたら季語の干菜汁が頭から離れなくなってもっと困ってしまっています」の巻。 - halukaブログ

 

それでも、宿題の期限は確実に近づいておりますので、

ぐちぐちと言ってばかりもいられないと悟りまして、

時間に若干の余裕が出来た、本日の夕刻、

とりあえず、いつもサーフィンを楽しみに通う、

ビーチブレイクが楽しめる海岸に車を走らせてみました。

 

f:id:halukablue:20191213184353j:plain

 

天気図を見て、まあ、分かってはいたことですが、

絵に描いたような、凪の海。

 

夕刻とあって、海砂は、冷たい空気にさらされて、

寄せる波は、ほんのくるぶし。

サーフィンを楽しむサーファーの姿はもちろん、

風をあてにするウインドサーフィン

それに、どちらかというと、

足腰の強さと腕力で沖に漕ぎ出すスタンドアップパドルボード…、

などなど、

どんなマリンスポーツも、そこには展開などされておらずに、

ただ、ただ、冷えた風が、頬を叩くだけでした。

 

「せっかく来たんだ。なにかしら、絵になるものはないのかしら…」と、

沖に視線を投げましても、

目に映ったのは、黄色く浮かぶプラスチックのブイひとつ。

 

学びつつある俳句の季語を思い出したり、

ぞの全部を思い出すことなどは、到底無理なので、

持参した季語集「季寄せ」を凍える指で開きながら眺めても、

目につく十二月の季語は、

「冬の朝」だとか、

「顔見世(かほみせ)」だとか、

「梟(ふくろふ)」だとか、

ついには、「枯柳(かれやなぎ)」だとか…。

 

それらが、黄色いプラスチックのブイと、どう結びつくのか、

皆目、見当さえもつくことのないまま、

時間だけが、30分、40分と過ぎ、

1時間も経ったころには、寒くて、お腹が空いて、

また、あの季語、「干菜汁(ほしなじる)」が脳裏をかすめて、

矢も楯もたまらず、

近くのおうどん屋さんに身を寄せた次第です。

 

五つもの俳句をつくるのに、

私に残されし時間は、あと60時間ほど。

そこから、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、

眠ったりする時間を引き算しますと、

余すところは、もうわずか。

「お尻に火が付く」とは、まさにこのことでありましょう。

 

どなたか、

コメント欄にでも、

一句寄せてはいただけないでしょうか。

先生には、内緒で…。

 

季寄せ

季寄せ

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 1964/03/01
  • メディア: 単行本