halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「甘雨を浴びた大海原の波は穏やか。雲の切れ間の真っ青な空が教える季節は夏の初めの頃」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

緑の草木を潤し、はぐくむ雨「甘雨(かんう)」。

そんな雨あがりの午後でした。

何日ぶりでしょうか。

 

愛車のハンドルを切って、

南バイパスを南下して、

サーフィンを楽しみに通い慣れた、

いつもの海辺を目指してみました。

 

ウネリがあればビーチブレイクが楽しめる、

その遠浅の浜辺近くの駐車場に

タイヤを滑り込ませると、 

前夜から降り続いていた雨は、ぱたりと止んで、

夏の初めの太陽光がおぼろげに射していました。

 

上空には、見上げるでもなく、

分厚い雲がもくもくと、

高度を下げて漂って、

夏めいた甘雨が今にもまた、

ひと粒、ふた粒、あふれそうです。

 

久しぶりの海辺までのドライブでした。

緩やかなカーブを描くバイパス道の

濡れたアスファルトに沿ってハンドルを切りながら、

見慣れたはずの、その海の

忘れはしない、その情景が、

まぶたの裏に浮かんでみたり、かすめてみたり。

 

軽く踏む愛車のアクセルが、

休日の午後のクルージングが求めるほどに、

エンジン音を低く伝えます。

 

やがて見えた海辺。

エンジンを切った駐車場の埋まり具合は、

2割、3割。

荷台にサーフボードは積んで来ていません。

 

ウネリのない、雨あがりの午後。

初夏とは言え、

サーファーの姿もありません。

 

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サーフィンを楽しんだのはいつだっかな。

長い休憩だったなと、

そんな気分も味わいながら、

サーフボードを積んでこなかったことを、

少しだけ後悔もしたりして、

小さな波間に

浮かんでもみたかった、雨あがりの午後。

 

大海原にかぶさろうとする、

分厚くて白い雲のそのまた上は、晴れ模様。

 

真っ青な大気の広がりが、

手に取るようにはっきり見えて、

それだけでも、

海辺まで来てみた甲斐があったかと、

そんなふうにも思ってみたり。

 

沖を走る水平線は、いつもと変わらず、

濃い青色で、

海面と雲がかかった空の水色を分けて見せます。

 

そんな風景を眺めていると、

エメラルドに光る、

いつか行った南の島の輝きが、

脳裏をよぎった雨あがりの午後。

 

プーケットという名のその島は、

タイ王国の南部にあって、

アンダマン海の真珠と呼ばれる白い浜辺が、

夕陽に映える島でした。

 

次にウネリが上がるようなら、

サーフボードを持ち出そうか。

そんな気にもなる潮騒と、

海わたる風が運ぶ潮の香りが一緒になって、

頬に届きます。

 

変わらない海辺。

1時間ほど、居たでしょうか。

海岸沿いの歩道を歩く人影が、時折、

松林越しに見えたり、隠れたり。

 

息抜きの散策でしょうか。

それとも、

波を待つサーファーでしょうか。

 

のんびりとした時間の流れに身を置いて、

湿り気がTシャツにまとわり着くのを感じながら、

たたずんだ海辺。

 

今はまだ、初夏と呼べるシーズンです。

あと半月もすれば、梅雨の季節が近づくでしょう。

海に浸かろうと思うなら、

その頃までは、

長そで、長パンツスタイルの

フルのウエットスーツが必携ですが、

風と地形で変化する波の顔色でもうかがいながら、

サーフボードを持ち出せる日も、

そう遠くはなさそうにも思った、

雨あがりの午後でした。