halukaブログ

やっぱり海が好き!

散文夢想「その場所の居心地がいいのは陽だまりだから。それともアジサイの咲く辺り」。

こんにちは、halukaです。

 

夢、想う夏。 

 

たいてい、どんな方にも、

居心地のいい場所、

というものがあったりします。

 

それはたとえば、

行きつけのカフェのカウンターだったり、

部屋に似合った色をしたソファーだったり、

凝りに凝った自室のデスク周りだったり、

ウオーキングで見慣れた風景に溶け込んだ、

野草が刈られた堤防だったり。

そういう具合に想像すると、

どうやら切りがなさそうです。

 

自分にとって居心地のいい場所というのは、

ほかの人からしてみると、

別になんの変哲もない、ごく普通の空間で、

「どうして、そんな場所が好きなの?」と、

斜めの視線で苦笑いなどされそうな、

そんなところもあったりします。

 

「その場所の居心地がいいのはなぜ」と、

そう聞かれても、

その理由を口にする必要もなく、

その理由が必要なわけでもないのでしょう。

 

ただ、

“自分にとって居心地がいい” と、

素直にそう思える場所あると、

毎日の生活の中で、

何かと心休まる場面もあるもの。

 

その際たるシーンは、

「独りになりたい時」。

もしくは、

「独りでいる時」だったりもして、

ほかの誰かといる時は、

別のどこかがお気に入りだったりもしますから、

その辺りは、まあ、人の心の妙技でしょうか。

 

f:id:halukablue:20200608172001j:plain

 

日暮れ前、

風薫る公園の片隅に陽だまりを見つけて、

その辺りに足を向けると、

乾いた木製のテーブルとベンチがぽつり。

木の温もり、木の肌触りというのでしょう。

 

そこに座らないのは、

座らない方がおかしいような気さえする、

それほど素敵な場所に思えます。

 

万人がそう思うわけではないでしょう。

けれども、たとえ私一人でも、

あるいは、どなたか一人でも、

居心地がいいだろうなと、そう感じるなら、

その場所は、その誰かの味方になってくれる、

穏やかな空間。

 

日常生活にストレスはつきものと言えばつきもの。

人間関係がそれをもたらすこともあれば、

仕事のやりくりやビジネスの進み具合、

家庭の心配事が原因だったりもするでしょう。

 

そんな時、

自分にとって居心地のいい場所は、

気持ちをリラックスさせてくれて、

憩いをくれて、

その後に必要となりそうな、

ストレスを解くための思索のための集中力を生んでくれる、

そんな場所にもなってくれます。

 

季節は青葉の頃になりました。

快晴よりも、少し湿った空が好きだと、

そういう方もおいででしょうから、

それならアジサイの咲く場所が似合うでしょうか。

 

居心地がいい場所。

そんな場所、あったかな?

そう疑問に思ったら、

部屋の模様替えでもいかがですか。

いつもの散歩道を

少し変えてみるのも、いい案です。

 

あなたの味方になってくれる、

“居心地のいい場所” がきっと見つかるはずです。

きょうのストレスを明日に残さないためにも、

探してみませんか、

陽だまりのようなそんな場所。

アジサイも、すぐその先に咲く頃です。