こんにちは、halukaです。
10月も半ばを過ぎて、
辺りは、すっかり肌寒くなってまいりました。
サーフィンを楽しむのに、
少々寒くなっても大丈夫なようにと、
半月ほど前にオーダーした、
半袖・長ズボンスタイルのシーガルのウエットスーツはまだ、
手元には届いていません。
手元にあるシーガルは、たしか5年ほど前のもので、
太もも部分や腰回りが裂けて、
海に浸かると、あちらこちらから、
遠慮なしに冷たい海水が染み込んで、
ぶるぶると震えながらのサーフィンになってしまいます。
幸い、ここのところは、暖かな日差しが続いていたので、
それでもまだ、我慢といいますか、
体をだまし、だましして海に浸かっていたのですが、
もうそろそろ、それも限界のようです。
時節柄、
遠い南の沖合での熱帯低気圧の新たな発生もあって、
岸辺に届く海模様は、荒れ模様。
波頭がトップから、
ばしゃり、ばしゃりと崩れ落ちるものですから、
私のスキルでは、
あまりうまくは滑ることが出来ません。
それでも早朝から、サーフボードを車に積んで、
いつもの海岸にやって来るのは、
「同じ波はふたつとない」からです。
この気の行きつ戻りつ感。
寒いのに、海には入りたい。
海には入りたいけれども、寒いのはちょっとなあ。
行きつ戻りつしながらも、
少しずつ体感温度を下げる海に長い時間、浸かり続けるのは、
さすがに少々、考えものでもあります。
サーフィンを楽しめるビーチエリアから少し離れた、
波状岩が躍る海岸では、
高まりつつあるウネリが、
岩礁に乗り上げては白く弾けて、宙に舞っていました。
おそらく、この秋、再再再度、
激しい風の吹く日がやって来るのかもしれません。
気がつくと、1ラウンド2時間余り、
あまりフェイスのよくない、
冷たい波間に浸かっていました。
体はとっくに冷え込んで、
胃袋も空腹を訴えています。
早々に着替えを済ませて、
サーフボードをソフトケースにしまい込むと、
脱力感のある首を振りながら、
「さて、今日も一日、張り切ってみようかしら」と、
そんな気になるところが、
「寒い、寒い」とこぼしながらも、
サーフィンから離れられない、
波乗りの持つ魅力の一つなのかもしれません。
これからの時季、
アフターサーフは、温かいものを探す日々になります。
海辺によく似合う木造りのお店が、
いっそうの暖かさでもてなしてくださいます。
そう、
財布にも体にも優しく、あたたかい食事を探す、
さながら秋のグルメ旅です。