halukaブログ

やっぱり海が好き!

進め!俳句ビギナー⑮。「ひとり俳句手習いで季語集を眺めてみながら、季節を思い、手が届きそうな、季節の味わいを先取りしてみました」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

新型コロナウイルスの感染阻止、防止のため、

昨年の暮れから通い始めた俳句教室も、

目下のところ休講中です。

 

ところが、ですよ、皆さま。

 

それをいいことに、何もしないでいますと、

俳句づくりのヒントや、

初心者向けの注意点など、

せっかく習った要点を

たちどころに、

さっさと忘れてしまいそうなので、

せめてもの思いで、

手元にある季語集、

「虚子編 季寄せ 改訂版」(三省堂)をぱらぱらとめくり、

少しだけ、

季節を先取りしてみました。

 

4月は、季節が色鮮やかに映ろう時季とあって、

季語も豊富で、

その分、あちらやら、こちらやら、

方向も趣向も定まらないままに、

視線やら思考が飛び散って行ってしまって、

作句にもなかなか苦心をしたところでしたが、

5月もさながら、4月に負けてはいません。

 

俳句ビギナーの私にしてみますと、

それはもうまるで、“季語の森” 。

 

「武者人形」や「鯉幟(こいのぼり)」

辺りまでは、まあ、

まだなんとなく、

その光景と経験との折り合いが付くとしましても、

5月を映す、ずらりと並ぶ、草木・花々の数々。

 

それが、どんな草花なのか、

Google検索でもしてみないことには知りようのない、

季節の花々の名が、ちりばめられています。

 

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  【写真AC】

 

「俳句は、心を詠む」と習いました。

「日常のありのままを詠む」とも習いました。

「詠んで味わい、書いて味わう」とも

「感性で詠む」とも習いました。

 

句会などで参加者の作品を発表する際には、

まず、無記名で披露し、互選しますので、

名のあるベテランの詠み手の作品も、

名もなき初心者の作品も、

いわば、同じ立ち位置で評価を受けます。

 

それだけにエキサイティングな場面もあるのですが、

それは、まあ、作品が出来たら、のお話し。

 

私のように、

定型の季語を入れる辺りで、

あるいは、

五・七・五 の語調を守らんとする辺りで、

すでに苦戦しているうちは、

なんと申しますか、

“いったい、これでいいのだろうか” という具合の

ささやかな不安にさいなまれたりもするものです。

 

そんな気持ちを思い返しながら、

まだ知らない、5月の季語を眺めていますと、

根拠のない意欲と、困惑が頭の中に同居して、

気分転換に、全然関係のない別の単行本を

いつの間にか手にしていたりもする今日この頃。

 

まあ、気を取り直して、

季語集に視線を戻すと、

「新樹(しんじゅ)」「新緑」「若葉」と、

みずみずしい季語が目につきます。

 

さらには、

「筍飯(たけのこめし)」に

「蚕豆(そらまめ」「豆飯(まめめし)」と、

旬の食欲をそそる季語も有り余っております。

 

まあ、5月は5月でなんとかなるさと、

自分で自分にそう、言い聞かせ、

季語集を閉じた夕の刻でした。

 

新型コロナウイルスの感染阻止・防止のため、

「密閉」、「密集」、「密接」を避けましょう、

人混みを避けましょうと、

呼び掛けが続いています。

 

医療、福祉、その他、

多くの分野で感染の治療、阻止にご尽力なさっている方々、

どうぞ、ご自愛ください。

 

病床にあって、

ご快復を心待ちになさっている方、そのご家族へ、

心からお見舞い申し上げます。

 

新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願っています。