halukaブログ

やっぱり海が好き!

愛おしきチェス・レイモンドカップその⑬。「1対1に見えても、その戦いは決して1人対1人ではなく、後方に前方に、たくさんの仲間がついてくれている」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

新型コロナウイルスの感染阻止に関連した、

世界の世情を伝えるニュースで毎日が埋まっています。

皆さま、ご無事にお過ごしでしょうか。

 

不要不急の外出自粛なども各地で呼び掛けられています。

食料品アクセスに困る買い物弱者、買い物困難者と呼ばれる、

ご高齢の世帯など、孤立なさっている方は、

周囲においでではございませんか。

こんな時だからこそ、

ほんの少しずつでも気持ちを分かち合いたいものです。

 

「愛おしきチェス・レイモンドカップ」と称した、

弊halukaブログのシリーズでお伝えしている、

米・ニューヨークから来日中のバーテンダー

ミスター・ニューヨークとのチェスマッチも、

このところの外出自粛ムードで控えめです。

 

先日も、なんだか上達しつつある「日本語」で、

ミスター・ニューヨークから、

LINE(ライン)越しにお誘いがあったのですが、

「いやあ、今はなあ」と、

出掛けそびれて、ついそのままです。

 

チェスというゲームは、

縦8マス×横8マスで、

市松模様に区切られた計64マスを舞台に、

黒と白(あるいは、濃い色と薄い色)の駒をそれぞれ16駒ずつ、

合わせて32駒配置して、

始まります。

 

将棋盤が9マス×9マスの81マスですから、

チェス盤は、それよりひと回り小さく、

駒の数も、将棋は始まりが、1人20駒の計40駒。

チェスは、1人16駒の計32駒ですから、

そこには、少し違いがあると言えそうです。

 

けれど、ゲーム展開は、

序盤戦、中盤戦、終盤戦と、

それぞれに戦略や定跡があり、

ともに「王」を守り抜くことに主眼を置く辺りは、

“性格が似たゲーム” だと、思っています。

 

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ゲームの中では、駒同士が接近戦でにらみ合う、

まるで “1対1” に見える場面も多くあるのですが、

将棋やチェスの心得のある方なら、

もうお分かりの通り、

駒同士は、たいてい、「利き」合っていて、

どういうことかと申しますと、

地味な動きの駒であっても、

互いが助け合うことで、意外と強い働き具合を発揮していたり、

自分1人では小さな動きしか出来なくても、

ドーンと直進したり、

斜めにすーっと走ることが出来る、

大技をもった駒の「利き筋」に守られながら、

攻撃に加わっていたりして、

決して “1人ぼっちではない” ことが多いものです。

 

駒と駒のそうした連係を図りながら、

いかに有効に、効率よく自分の駒を動かし、

その駒の持つ特徴を生かしながら、

ゲームを進めるかが、

チェスの面白さでもあろうと思います。

 

このシリーズで、何度かご紹介したことのある、

チェスの元全日本チャンピオン・渡辺 暁(わたなべ・あきら)氏の著書、

「ここからはじめるチェス」(ナツメ社)で、

アメリカでは数年前から、

『学校でチェスを(Chess in School)という、

子供達にチェスを教える取り組みがある』という、

コラムを読みました。

 

外出の自粛を余儀なくされること止む無しか、

の世情ですが、

何かしら、

手近に時間を楽しむ方法はないものでしょうか。

学校の部活動なども、

地域によっては、自粛が続いているケースもあると、

ニュースが伝えていました。

 

ご家庭でチェスを、とまでは申しませんが、

休校や春休みに入る子どもたちに、

1人じゃないんだよと、そっと声を掛けてあげたいものです。

 

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