こんにちは、halukaです。
春の陽気が近づいてきた、そんな予感がした本日。
昨日の夕刻、西の空を覆った雲は去り、
午前の早い時間に見上げた東の空は、
白い太陽光が降りそそぐ、まぶしい春色。
ここ2、3日、相手をしていなかった、
小庭先の花々のいろいろも、
いつの間にか蕾を膨らませ、
なかには、早々に花弁を開いた気の早い連中もいて、
少しずつですが、身の回りに、
春の季節のにぎわいが満ちつつもあります。
冬の間、インテリアにもなっていた、
シンビジウムの茎に連なる白とピンクと黄の花々も、
「いや、まだ、終わらない」と、
上を向きつつ、意地の隆盛。
チューリップやアマリリスの球根から出た緑の芽も、
日一日と伸びていて、
やがて、そう遅くはないうちに、
赤や黄やまだ見ぬ青紫の花々を
きっと、誇らしげに咲かせることでしょう。
かれんな黄色い菜の花は、もう盛りです。
体長1センチほどのミツバチが、
蜜を吸いに飛んできて、
受粉を助けています。
自然は、四季が織りなす恵みの通り、
季節の移ろいを知らせてくれていて、
今月5日の啓蟄(けいちつ)を前に、
小さな命は、もう、春の訪れを告げているようです。
海面を照らす日差しも、
日に日に強さを増していて、
ほんの1週間ほど前までは、
「いや、いや、今日はきびいしいよな」と、
吹きすさぶ寒風に及び腰だったサーフィン紀行も、
ここ数日は、そんな思いなど、どこ吹く風。
「ここに吹く風は、もう春だぜ」と、
サーフボードを小脇に、
海砂を踏む足取りも軽くなって、
足取りが軽いものですから、
気持ちまで軽くもなって、
ついぞなら、小1時間も海に浸かっていたら、
「うーん、もう帰ろう」と、
冷えきっていた体も、
「いや、まだ、もう少し、大丈夫だろう」と、
少し欲張りになって、
気がつくと、ワンラウンド。
体中がしょっぱくなるほど、潮に浸かって、
心地の良いけだるさだけが、後に残る次第です。
そよ吹く風も、
真冬の冷たさを置き去りにして、
ほんのり、ほのかに暖かく、
肌触りも優しくなっていて、
厚手のセーターにダウンジャケットを羽織っても、
それでも身が凍えていた頃に比べると、
波から上がったアフターサーフのひと時は、
長そでのシャツと皮のジャンパーで過ごせるほど暖かな、
そんな陽気にもなってきました。
身に付ける物が軽くなると、
身のこなしも軽くなって、
ついでに、心持ちさえ軽くなればと、
そんな思いももう、持ってもいいのかなと、
そんな気もする春候。
春を運ぶ風は、冬の到来を告げる風より、
なんだか柔らかくて、
気を緩ませる緑の香りまでも乗せてきそうで、
春分の日が待ち遠しくも感じた本日。
「もう、春ですね」と、そんなご挨拶が交わせる日も、
そう遠くはなさそうです。