halukaブログ

やっぱり海が好き!

進め!俳句ビギナー㉒。「薄暑の候。『初夏の海』から『日常を詠む』まで、俳句づくりに挑んでもみる夏探しの頃」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

いつもの月ですと、そろそろ、

俳句教室の頃合いなのですが、

目下、休講中です。

 

再開の折には、

お知らせがあるとのことでしたので、

今のところは、

ほっと、ひと休み……をしている場合では、

実はありません。

 

思えば、私が俳句教室に通い始めたのは、

昨年暮れの12月です。

 

初心者の端くれとしましては、

こういうスキマ時間こそ、

“俳句力” を身に付けるべく、

鍛錬を重ねるべき時なのでしょう。

 

ところが、です。

まあ、言い訳なのですが、

ここのところ、

外出の機会を出来るだけ減らしていたために、

俳句に詠みたくなりそうな、

俳句を作れそうな気がする、

そんな自然の素材と出合う機会が減ってしまって、

少々、手持ちぶさたかなというのが、実のところです。

 

「俳句というものは、日常を詠むといいですよ」と、

そう習いはしたものの、

「はい、分かりました。では一句…」と、

そうも容易に詠める才覚などはなく、

季語集のページをめくっては、閉じる。

そんな地味な指遊びを繰り返し、

初夏の風物詩を思い浮かべる今日、この頃です。 

 

今年1月。

年明け早々の俳句教室では、

「新年をことほぐ」をテーマに、

俳句を5句詠んで提出するという、

初心者の私にとっては、

どこから「ことほぐ」と良さそうなのか、

ついぞ不明なひと時さえ過ごしたものでした。

 

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  【写真AC】

 

そんな私にとって、この初夏は、

俳句教室に通い始めて、

初めて迎える “夏” です。

 

初心者の身で、

軽々しく口にするのは気が引けますが、

「海好き」を自認する我が身としましては、

ここは、ひとつ、気の持ちよう。

「初夏の海」にからめた一句くらいは、

なんとか、ひねり出したいところです。 

 

合わせて、

最近、気になっている季語は「薄暑(はくしょ)」。

初夏の頃、少し汗ばむくらいの暑さを言い、

なんとなく、

海辺の雰囲気が漂わないでもありません。

 

それはそうと、

「日常を詠む」というテーマに沿えば、

“夏探し” よろしく、

衣食住に代表される、

身の周りにまつわるような

季節柄も考えてもみたい心持ち。

 

「初夏の日常」と問われたならば、

皆さまなら、どんな光景を思い浮かべますか。

 

かき氷や冷やしたスイカには、少し早くて、

散り残った桜の花びら、

「残花」は散り去り、葉桜となって、

水田の畦塗りや衣替えは、終えたこの頃です。

 

鮮やかな初夏の彩りは、

木々の緑であったり、

海辺の青であったり、

花開く赤であったり、

気の向くまま、風の吹くまま、

五・七・五の語調に乗せて、

「ここで一句…」と口ずさめれば、幸い。

 

それには、

身の周りのワンシーンを言葉で切り取る

感受性といいますか、

観察眼が試されるのかもしれません。

 

俳句は、

“自分の心の目であり、耳である” とも習いました。

 

秋の紅葉の頃、真っ赤に染まった並木道は、

今頃は、

若い緑で満ち満ちていることでしょう。

 

冬の寒風の頃、肌を刺す冷たさだった海岸は、

今頃は、

暖かな日差しで満ち満ちていることでしょう。

 

「犬も歩けば棒に当たる」、ではありませんが、

散歩にでも出掛けて、

時間を気にせず、自然の風に当たってみれば、

俳句づくりのヒントは案外身近にありそうな気もします。