halukaブログ

やっぱり海が好き!

散文夢想「夏の海が思い出させる情景はいつか見た日の遠い記憶」。

こんにちは、halukaです。

 

「夏の海」という言葉から、

皆さんでしたら、どんな情景を思い浮かべますか。

 

真っ青な空と視線の彼方に映る水平線。

白い砂浜に点々と広がるパラソル。

水着姿の肌を焼く紫外線。

 

どんな情景がまぶたに思い浮かぶにしても、

人が持つ、十人十色の思い出と重なって、

その情景は、まぶしくもあり、懐かしくもあることでしょう。

 

今日7月7日は、二十四節気でいう今年の「小暑」。

暦の上では、

今日から「暑気(夏の暑さ)」に入った、という頃です。

 

俳句の季語に目をやりますと、

「夏の海」は、7月の季語にありますし、

「日焼け」も「泳ぎ」も「潮浴び」も、

7月の季語にあります。

 

海にちなんだ7月の季語はそれだけではありませんが、

「夏の海」にイメージが近い季語といえば、

その辺りでしょうか。

 

波打ち際から歓声でも聞こえてきそうな夏の季語を耳にして、

脳裏をかすめるのは、

「思い出」という言葉のような気もします。

 

春夏秋冬の四季が運ぶ風景は、

人それぞれに、さまざまな思い出を残して去ります。

 

四季は、去ったと見せかけておいて、

次の年には、またやってきて、

新しい思い出を折り重ねてくれるもののようです。

 

家族であれ、友人であれ、恋人であれ、

記憶に残る思い出を共有できる不思議さは、

四季が織り成す得意技かもしれません。

 

f:id:halukablue:20200706220715j:plain

 

日頃、スキマ時間を見つけては、

通い慣れた海辺に

サーフボードを引っ張り出してもいる我が身です。

 

「夏の海」と問われれば、

響く言葉はやはり、「波乗り」。

 

サーフボードを海面に滑らせて、

頭上から降る太陽光を浴びながら、

潮のしぶきを通して見る青い海の光景は格別です。

 

その瞬間にまぶたが切り取るワンシーンを

懐かしく思えるのは、

記憶のどこかに残された、

「いつか見た」場面だからなのでしょうか。

けれども、それは、懐かしいようでいて、

まったく新しい新鮮な体験のようでもあります。

 

サーフィンが楽しめるエリアではもう、

ショートボード、ロングボード、ファンボード、

ボディボードにSUP

スタンドアップ・パドル・ボード)の姿も珍しくはなく、

遠い沖にはウインドサーフィンも帆影が増えることでしょう。

 

太陽光を浴びた渚が、日射の熱を忘れる頃、

海辺には、いくつもの思い出が残ります。

どうぞ、楽しい思い出になりますよう。

 

海の事故などに遭わないよう、

体調や天候には十分にご配慮ください。

 

ところで、忘れていました。

「海月(クラゲ)」も、れっきとした7月の季語です。

海にお出掛けの際は、どうぞ、ご注意ください。

 

それにしましても、

「海の月」と書いて、クラゲと読ませる夏の妙。

さっそく、夏の思い出がひとつ出来ました。

忘れそうにありません。