こんにちは、halukaです。
「夏の海」という言葉から、
皆さんでしたら、どんな情景を思い浮かべますか。
真っ青な空と視線の彼方に映る水平線。
白い砂浜に点々と広がるパラソル。
水着姿の肌を焼く紫外線。
どんな情景がまぶたに思い浮かぶにしても、
人が持つ、十人十色の思い出と重なって、
その情景は、まぶしくもあり、懐かしくもあることでしょう。
暦の上では、
今日から「暑気(夏の暑さ)」に入った、という頃です。
俳句の季語に目をやりますと、
「夏の海」は、7月の季語にありますし、
「日焼け」も「泳ぎ」も「潮浴び」も、
7月の季語にあります。
海にちなんだ7月の季語はそれだけではありませんが、
「夏の海」にイメージが近い季語といえば、
その辺りでしょうか。
波打ち際から歓声でも聞こえてきそうな夏の季語を耳にして、
脳裏をかすめるのは、
「思い出」という言葉のような気もします。
春夏秋冬の四季が運ぶ風景は、
人それぞれに、さまざまな思い出を残して去ります。
四季は、去ったと見せかけておいて、
次の年には、またやってきて、
新しい思い出を折り重ねてくれるもののようです。
家族であれ、友人であれ、恋人であれ、
記憶に残る思い出を共有できる不思議さは、
四季が織り成す得意技かもしれません。
日頃、スキマ時間を見つけては、
通い慣れた海辺に
サーフボードを引っ張り出してもいる我が身です。
「夏の海」と問われれば、
響く言葉はやはり、「波乗り」。
サーフボードを海面に滑らせて、
頭上から降る太陽光を浴びながら、
潮のしぶきを通して見る青い海の光景は格別です。
その瞬間にまぶたが切り取るワンシーンを
懐かしく思えるのは、
記憶のどこかに残された、
「いつか見た」場面だからなのでしょうか。
けれども、それは、懐かしいようでいて、
まったく新しい新鮮な体験のようでもあります。
サーフィンが楽しめるエリアではもう、
ショートボード、ロングボード、ファンボード、
ボディボードにSUP
(スタンドアップ・パドル・ボード)の姿も珍しくはなく、
遠い沖にはウインドサーフィンも帆影が増えることでしょう。
太陽光を浴びた渚が、日射の熱を忘れる頃、
海辺には、いくつもの思い出が残ります。
どうぞ、楽しい思い出になりますよう。
海の事故などに遭わないよう、
体調や天候には十分にご配慮ください。
ところで、忘れていました。
「海月(クラゲ)」も、れっきとした7月の季語です。
海にお出掛けの際は、どうぞ、ご注意ください。
それにしましても、
「海の月」と書いて、クラゲと読ませる夏の妙。
さっそく、夏の思い出がひとつ出来ました。
忘れそうにありません。