halukaブログ

やっぱり海が好き!

渚のサーフ物語。「梅雨の雨か寄せる小波が濡らした海砂で潮の香りに包まれて、波間に漕ぎ出す静寂の朝」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

梅雨の時季の朝の海辺。

そこに広がるのは、

さらりと乾いた感触のする、

太陽光を存分に浴びた海砂ではありません。

手のひらで触ると、

しっとりと濡れているようで、

ひやっと冷たい感触が指先に伝わる海辺の砂。

 

前日からの雨のせいでしょうか。

それとも、

打ち寄せる小波が残した潮の跡でしょうか。

濡れた海砂は何も言わず、

上空に浮き上がる梅雨の雲を映すだけ。

 

真っ白にまぶしく輝く真夏の砂浜にはない、

光を落とした梅雨時の静かな雰囲気の海砂

サーフボードを横たえた早朝。

 

目の前の大海原にウネリはなく、

吹く風もほとんど感じません。

そんな落ち着いた空気の漂う海砂の上に

ウエットスーツ姿で座り込み、

両脚を伸ばして広げて、

ゆっくりとストレッチしながら、

潮の香りを胸いっぱいに吸い込んでは吐き出す朝。

 

潮騒は、

波打ち際に寄せる小波と歩調を合わせて、

ほんの微かに遠慮がちに耳に届くほど。

 

緩やかに弧を描く浜辺を見渡すと、

サーファーの影が右に左に4つ、5つ。

沖に浮かぶロングボード

浜辺に姿を見せたばかりのショートボード。

思い思いに静寂の朝に身を委ねているようです。

 

胸の内は同じでしょう。

ウネリのない、この小波をどう楽しもうか。

きっと、そんな心持ちで

体をほぐしているのではと、

そんなふうに勝手な思いを巡らせながら、

波に向かいました。

 

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サーフィンに興味をお持ちの方が、もしおいでなら、

サーフショップ探しから

始められてもいいかもしれません。

 

サーフショップが開く体験スクールに参加してみたり、

サーフボードやウエットスーツをオーダーするなら、

気心が知れたショップがあると、

相談もしやすくなります。

 

梅雨が明け、

浜辺のあちらこちらで、

ビギナーの方向けの体験スクールが増え始めると、

海辺も夏を迎えます。

 

体験スクールはたいていの場合、事前に予約して、

当日は決められた時間前に、ショップか、

指定された海辺に集まる流れでしょう。

 

サーフボードやウエットスーツは、

レンタルを利用したり、

スクールの料金に含まれている場合もあるでしょうから、

その辺りは、事前に確認を。

着替えやタオル、飲み物など、

自分で用意するものも

ショップで確かめておくといいはずです。

 

小波は、ビギナーの方が、

パドリングやテイクオフ、

スタンドアップを練習するのに

比較的、いい条件です。

 

さて、梅雨の海。

そんな小波に浸かりながらのパドリングは、

沖合に出るゲッティングアウトのためというより、

サーフボードを波間に浮かせて、

セットの波を待ちながら、

のんびりとクルージングを楽しむような具合です。

 

銀色の太陽光を恋しくも思いながら、

ここしばらくは、静かに濡れた海砂で、

体をほぐすサーフ紀行になりそうです。