halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「ヘルメットと似合いのワークスと安全靴で完全装備のパイプ軍団がやってきてライフラインがよみがえる」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

午前8時の少し、前。

「おーはよーございます!」。

「今日もご迷惑をお掛けしますが、

よろしくー、お願いします!」と、

枯れかけた、けれども、気合いのこもった、

爽やかで力強い朝のご挨拶が、

我が家の玄関口に響きます。

 

ブルーのラインが入った、白いヘルメットに、

日焼けした笑顔。

 

上下グレイのワークスに、

足元は、

少しの染みはあるけれど、

昨日の汚れをきちんと落とした安全靴。

 

パイプ軍団・本隊の到着前に、

付近の交通の安全を確認して、

「ご迷惑をおかけします」。

地震に強いガス管に入れ替えを行っています」と、

緑の文字で大書された看板を立てて、

その日の工事対象区間の居宅からの出勤や、

登校の皆さんの利便を確保し、

工事車両の進入経路の安全を確認する、

Big Bro の先行・警備指揮官の声です。

 

そんな気遣いのある、元気なお声をいただいたなら、

こちらも負けてなんかは、いられません。

 

「おーはよーございます!」。

「今日も、安全誘導、よろしくー、お願いします!」と、

笑顔と一緒に挨拶返し。

 

工事開始の時刻は午前8時半ですが、

パイプ軍団の本隊は、それより10分ほど早く現場にやって来て、

着手の手順など、再確認なさっている様子です。

 

私が住む町では、このところ、

古いガス管を掘り出して、

地震に強い、新しいガス管に入れ替える、

敷設工事が進んでいます。

 

我が家の付近では、11月11日にそれが始まり、

いまや、午前の8時半にもなると、

「ドドドドドン!」、「ガガガガガ!」と、

アスファルトを剥ぐ、威勢のいい工事音が響きます。

 

現場を仕切るキャプテンとご挨拶を交わすと、

「毎朝、うるさくてすみません」と、

軍団の将が、小さくお辞儀をなさるので、

「そんなの私は、平気です」。

「たいへんな工事、感謝、感謝」。

「ドドドドドンは、ちょうどいいロックンロールです!」 と、

工事音に負けないようにお答えすると、

それよりも大きな声で、

はつらつとした笑い声が返ってきます。

 

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   【写真AC】

 

「この方々の技術と働きのお陰で、

この辺りのライフラインが、防御力を増す」。

そう思うと、感謝の気持ちしか湧きません。

 

降った雨水が、路面にたまらず、

側溝に流れ込みやすいように、

中央がほんのりと盛り上がって、

手で触っても、

すべっと整った面をしていたアスファルト道路に、

工事の後は、

カッターで切り込みを入れた痕跡が残ることになります。

景観がほんの少し、

傷むことにはなりますけれども、

そんなことを気にするような、

ご近所さまではございません。

 

安全に暮らすには、

プロフェッショナルの意見をよく聞いて、

それをみんなで、吟味して、応援態勢を整えて、

残るは、

元気で、気持ちの良いご挨拶を交わすだけです。

 

ニューフェイスの趣きのある長身の「ユータ君」が、

先日の作業終了直前、先輩格から、叱られていました。

 

「おーい、ユータ。どうしてこのスイッチを切るんだよ。

まだ、使うだろ。これはさ! 

どーして切るかな、これを、ユータ!」と、

ご近所さまにも聞こえる野太い声で。

 

小庭でたまたま、木製椅子を座り拭きしていた私の耳にも、

それが届いて、思わず、頬が緩みまして、

「おーい、誰が失敗したのー?」と、大声で問うと、

中越しに、「はーい」と、意気消沈の新人・ユータ君。

私は、ドンと、笑いながら、

胸の内で、

声援を送らずにはいられませんでした。

 

週末、工事は休止になります。

パイプ軍団の皆さま、

どうぞゆっくりと体をお安めください。

週明けに、またお会いしましょう。

「待ってるぜ、ユータ君」。(^_-)-☆