halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「五月雨の頃。五月闇の隙間を縫って射し込んだ日暮れ時のオレンジ色は、川面が映す夏至の夕陽」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

きょう、6月21日は、

二十四節気でいう今年の夏至(げし)。

1年のうちで、

昼間の時間が最も長く、夜の間が最も短くなる日です。

 

週末の日曜日とあって、

楽しみにしていた本日の空模様は、ところが、

前日と打って変わって、

早朝から東寄りの強い風と厚い雲。

 

空を覆った雲は、

霧のような細かな雨粒を落としながら、

時折、高度を下げて、

家並みに重くのしかかっているようにも見えました。

 

そうは言っても、

時間の制約を受けないで済む週末ライフです。

 

重そうに見える厚い雲を尻目に、

サーフィンを楽しみに通い慣れた海辺に向かうと、

案の定、強い海風に吹かれた海面に躍るのは、

形の整わないジャンク波。

 

沖合に数人、

ロングボードのサーファーが

左右に大きく広がって、波待ちをしている姿が見えましたが、

心地よく波乗りを楽しんでいるというよりは、

海が好きで、思い思いに

週末の波間にのんびりと浮いている風情です。

 

灰色の厚い雲が太陽光をさえぎる海辺。

 

梅雨の時季。

五月雨(さみだれ)の頃の暗さを言う、

「五月闇(さつきやみ)」とは、

こういう具合の暗さでしょうか。

 

気温が下がっていたのでしょう。

肌寒さもありました。

グレイのパーカーを被って、

小1時間、海辺の写真を撮ってはみましたが、

しっくりとくるショットは収めきれないまま。

 

海辺の写真には、やはり、

太陽光がお似合いのようです。

 

手元のデジタルカメラに残った真昼の海辺のショットは、

五月闇を写した、まるで日暮れ時でした。

 

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五月闇の真昼を過ごした午後のこと。

スーパーマーケットに買い物に寄った日暮れ時。

 

ふと、風がやんで、

もつれていた空の雲が解けました。

堤防沿いの穏やかな川面が

西に傾きながら射す微かな太陽光を映して、

オレンジ色に染まります。

 

夏至の日の夕陽。

 

海辺にいれば、海風と陸風が交錯する夕凪の頃。

陽が高ければ、

波間にサーフボードを持ち出して、

潮騒が響くだけの海で、

サンセットクルージングを楽しむ頃合いです。

 

雲間から漏れた太陽光が

海面を斜めに照らして、

幾筋もの光の道を描く凪の海。

 

夕暮れの海は、

サーフボードにまたがって波待ちをしていると、

自分の影さえ海面に長く映って、影絵のようです。

 

オレンジ色をしていた空が、

急に真っ赤に染まり変われば、やがて陽は落ちて、

短い夏の夜「短夜(みじかよ)」の時間です。

 

梅雨の雲が青空を隠して見せないこの頃ですが、

カレンダーに「夏至」の文字を見つける頃、 

季節は、

夏を迎える準備に取り掛かっているようです。