halukaブログ

やっぱり海が好き!

進め!俳句ビギナー⑯。「過ぎ行く春を惜しむ『惜春』。東から吹く海辺の風はほのかに暖かく、西に望む稜線は『別れ霜』の頃、鮮やかに映える緑でリフレッシュ」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

「春惜しむ」という、

4月を言い表す季語があることを知りました。

 

知りました、と言いましても、

手元にある季語集「虚子編 季寄せ 改訂版」(三省堂

のページをめくって見つけただけのことなのですが、

4月の項の最終ページにひっそりと、

「春惜しむ」とあり、

「過ぎ行く春を惜しむのである」と、解説がありました。

 

「過ぎ行く春かあ」と、

妙な感慨に浸りながら、

所用を済ませて走った国道から眺めた稜線は、

山裾に新緑をたたえながら、

その頂辺りは、薄く雲隠れして、姿を見せません。

「春霞(はるがすみ)」というものでしょうか。

山を覆う緑が裾は色濃く、頂はうっすらと、

春化粧を施しているようにも見えます。 

 

こういう日の海は、たいてい穏やかで、

浜辺を歩く者を気持ちよく迎えてくれます。

 

数日前の低気圧は去って、

海面は、ほとんどウネリのないまま、

太陽光の静かな反射を続けています。

 

午前のまだ、だいぶ早い時間だったのですが、

サーファーの姿はほとんどなく、

まあ、波がないので、仕方のないところですが、

それにしても平穏な海の風情は、

心持ちまで穏やかにしてくれて、

緊張した神経を和らげてもくれます。

 

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   【写真AC】

 

桜の見頃が終わりを告げて、

葉桜が、新緑の盛りを迎えるのも、

もう、そろそろでしょうか。

 

この時季の花で言えば、

「藤」も名高い4月の季語のひとつです。

「藤の花」

「山藤」

「白藤」

「藤浪」

「藤棚」と、

バリエーションも豊富です。

 

他にも、ためらうことなく、

季節の移ろいに思いを馳せるなら、

水田では、耕して水を溜めた田の周りから、

水が漏れないように畦に土を盛る、

畦塗りも、この頃でしょう。

 

立春から八十八日目の「八十八夜」の頃、

「別れ霜(わかれじも)」という、4月の季語があり、

きれいな響きの言葉だなあと、感じた覚えもあります。

 

「別れ霜」とは、

「春に降る最後の霜」を言い、

季節も、いよいよ暖かくなる、

そういう時節にぴったりの音調のように感じます。

 

「惜春」に「別れ霜」。

春もそろそろ本格化して、

自然の緑がたくましさを増す時季です。

 

時折、

窓の外でも眺めながら

そんな緑を視野に入れてみるのも

ひとときの気分転換、

リフレッシュにいいかもしれません。

 

新型コロナウイルスの感染阻止・防止のため、

「密閉した空間」、

「密集した場所」、

「密接な接触」の「3密」を避け、

人混みを避けましょうと、

呼び掛けが続いています。

 

新型コロナウイルスの治療・感染防止のため、

医療・福祉、その他のあらゆる関係機関で、

ご尽力なさっている皆さま、

医療従事者のための防護服などの不足も

ニュースが伝えていました。

どうぞ、ご自愛ください。

 

病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方、

そのご家族へ、

心よりお見舞いを申し上げます。

 

新型コロナウイルスの一日も早い終息を願っています。