こんにちは、halukaです。
「寝正月」を広辞苑でひくと、
「正月休みにどこにも行かず、寝て過ごすこと。
また、病気で新年に寝ている場合も縁起をかついで、言う」、
(第六版・岩波書店)とありました。
昨夜、レストラン&バーにバーテンダーとして勤める、
ミスター・ニューヨークが、
「自分でバレンタインのチョコレートを作った」という、
真にとっていいのかどうなのか、
その辺りがやや不明なお誘いに乗り、
そのバーに出掛けましたところ、
二人で少々、やからしまして、
今朝は、まさに、
「春眠、暁を覚えず」(しゅんみん、あかつきをおぼえず)。
それは、どういうことかと申しますと、
「春の夜は寝心地がよいので、夜明けになっても、
なかなか目が覚めない」(広辞苑・第六版)の様相でございました。
春眠(しゅんみん)=「春の夜の眠り」というものは、
ほんとうに気持ちのいいものです。
春水(しゅんすい)=「春に氷が解けて流れる水」。
春泥(しゅんでい)=「春の雪解け、霜解けによるぬかるみ」。
春情(しゅんじょう)=「春の景色。春らしい様子」。 (広辞苑・第六版)
昨夜は、そうした文字通り、
カウンターバーで、琥珀色をした “春水” をしこたま頂き、
頂いたばかりのチョコレートをたちまち平らげ、
バスケットボールやミュージックやチェスゲームや、
その他、諸々のテンポに乗った話を
泥酔ならぬ “春泥” として味わいながら、
心ゆくまで、のんびりと過ごしました。
冒頭、「寝正月」について、広辞苑の解説を添えましたのは、
今朝の自分をどう、お伝えしましょうかと、考えましたところ、
「春の寝正月」という、なんとも季節感のない、と申しますか、
「それは、いったい何なのよ」と、詰問を受けてしまいそうな、
そんな眠りについており、
「春眠、暁を覚えず」なら、
春らしい、
つまり、「春情(しゅんじょう)」=「春らしい様子」として、
皆さまにお分かりいただけるのでは…と、
短絡に考えた次第です。
12月を「師も走る、師走」などと表現したりいたしますが、
2月もまあまあ、そこそこにゆっくりではなく、
受験、進学、進級、就職、新居の物件探しなど、
諸事に追われることも少なくはない、
そういう時節の直前かと思います。
もう、ひと息で、新しい道に歩みが進む皆さまへ。
どうぞ、お体に無理をなさることのないよう、
明日の日曜日、季節の恵みだと割り切って、
「春眠」に身を委ねてみても、
そんな休日も、たまにはいいのかもしれません。