こんにちは、halukaです。
新型コロナウイルスの感染防止に関するニュースが、
連日、止まりません。
感染の拡大防止に向けて、尽力なさっている皆さま、
どうぞ、ご自愛ください。
お亡くなりになられた方々、
そのご遺族の皆さまに心からお悔やみを申し上げます。
また、
病床にあって、
ご快復を心待ちになさっている皆さまへ、
心底よりお見舞いを申し上げます。
季節は春。
旅立ちの時です。
高校入試の実施や、
大学入試の合格発表などのニュースも続いています。
この春、新しい人生のステージに立とうとする皆さまは、
どんなお心持ちでおいででしょうか。
高度10,000メートルを時速およそ700キロメートルで滑空する、
ジェット旅客機の窓から眺める白い雲は、
地上から見るそれとは、少し違って、
『見上げる』ではなく、
『見渡す』という言い方が似合うように思います。
見上げる雲は、当面、手が届きそうにはなくて、
その流れ行く末を、
ただ見詰めている、という具合ですが、
見渡す雲、となりますと、
それはまるで、自分の手足の届く範囲にあって、
自分の馬力次第では、
一気にその中に飛び込んで行くことさえ出来そうな、
そんな気もしてきます。
“視点” だとか、“視座” だとか言われる、
モノを見る際の目の位置。
あるいは、考える際の思考の始点、または、支点。
つまり、自分がいま、どんなモノのどの辺りを、
どんな位置から、
あるいは、
どんな切り口で覗き込んでいるのかという事柄についての考査は、
自分の人生に
ある程度の展開を与えそうな場面に差し掛かったとき、
その行く末に何らかの影響をもたらすものです。
大所高所から、物事を眺めながら、
同時に鳥や虫の眼を持って、それを観察することは、
簡単ではないのかもしれませんが、
時には意識して、それを自分に課してみると、
後々、そうした観察眼や思考力は、
自分にとって大切な、
目には見えない財産になることもあるように思います。
旅立ちに当たって、周到な準備を済ます方もいれば、
そうではなくて、
「さあ!」と、一気に飛び出す方もおいででしょう。
そのどちらにしても、
うなる噴気とともに大空を舞うジェット機のように、
両翼で風を切り、
揚力をたちまち自分のものにして、
自分の夢に浮力を持たせて、
どうぞ、次のステージに凛として向かっていただきたいと、
心から、そうエールをお贈りしたいと思います。
春時雨で肩を濡らさないように、
くれぐれも、ご健康に留意なさってください。
春風の吹く、旅立ちの時は、もうすぐそこです。