halukaブログ

やっぱり海が好き!

散文夢想「梅雨明けが待ち遠しくもなる、海辺が教える大暑の頃」。

こんにちは、halukaです。

 

夢。思う夏。

 

二十四節気のひとつで、「暑さが最もきびしい」とされる

大暑(たいしょ)」の日が視野に入ってきました。

 

カレンダーでは、今年の大暑は7月22日です。

あと1週間ほど経つと、

やがて、暑い日がやってくるのでしょう。

ちょうどその頃、

「海の日(7月23日)」「スポーツの日(7月24日)」と、

連休も待っていますから、

梅雨が明けてくれるなら、いい頃合いになりそうです。

 

もっとも、時節柄はいまのところ、まだ梅雨の時季。

上空は連日、厚い雲に覆われて、

日射に恵まれる日は多くはありません。

 

今年はやけに梅雨の時季が長く感じるのは気のせいでしょうか。

 

このところ、

太陽光をたっぷり浴びた覚えが少ないせいか、

空というのは、いつもどんよりとしているものだと、

そんな錯覚にも陥りそうです。

 

朝に昼に夕に空を眺めてみますが、

つい先日の日曜日の短い時間、

雲の切れ間にのぞく、

何日ぶりかの青空を見た覚えはあるものの

その前後はやはり、空は灰色がかっていて、

「ふうっ」とため息まじりのこの頃です。

 

きょうの空も黒い雲が低く垂れ込めて、

時折、遠雷の響きさえ届きます。

 

それでもやはり、

「例年なら…」というお話しは野暮というもの。

季節の移りは、自然まかせの空まかせ。

今年は今年と割り切る方が、

気分の切り替えにはよさそうです。

そう遠くないうちに、この梅雨も明ける日がくるでしょう。

 

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聞くと、

サーフィンを楽しみによく通う海辺には、

きょうも変わらず、

小さなウネリが寄せているようです。

 

連日の曇天の下、波乗り好きは、変わらぬ仕草で、

サーフボードを波間に漕ぎ出している様子。

きょうの曇り空なら、少しの肌寒さを感じながらでも、

海に浸かって波待ちをしていることでしょう。

 

梅雨が明けて、真夏の頃になると、

海辺にも、灼熱の太陽光が降り注ぎます。

 

太陽光の熱で焼かれた真昼の砂浜を裸足で歩くと、

あまりの熱さに、

つい、急ぎ足になりながら波打ち際に走り寄って、

海水に足を浸した覚えはありませんか。

 

だれの記憶にも、遠い日の思い出の中に、

梅雨の雨も真夏の太陽光も透き通った青空も、

きっとおありになることでしょう。

 

「歳月、人を待たず」とか、

「歳月、流るる如し(ごとし)」とも言いますが、

過ぎ去る時の記憶は、

十人十色のセピア色の思い出を引き連れながら、

折り重なっていくのでしょう。

 

7月も半ばと聞くと、もうそろそろ、

真夏の海辺が恋しくもなってきます。

 

その海に灼熱の太陽光が降る頃、

梅雨が明け、

夏が本番を迎えそうです。

 

カレンダーではなく、肌感覚で、

大暑」の頃がいつなのか、

分かりやすく教えてくれるのは、

通い慣れた海辺なのかもしれません。