halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「遠くに出掛けるばかりが旅でなし。近くであっても、その日々をそっと眺めてみるのもまた、旅なのでしょうか」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

午前6時。

南バイパスを愛車でのんびり南下していると、

長距離を走ってきたのであろう旅客バスと行き違います。

 

乗客の方がどれほど乗っておいでなのかは、分かりません。

遠目にバスの車窓を眺めますが、

そこまでは、はっきりと見えません。

 

愛車は、

これから長距離を走るのであろう大型トラックの後方に

距離を空けて付けて、

大型トラックの安定したクルージングに合わせて、

急ぐでもなく、

ゆったりと、朝もやの南バイパスを走ります。

 

運転席側の窓ガラスを開けると、

つつーっと、冷たい風が、

遠慮なく吹き込んできて、

それは新鮮で、透明で、頬をたちまち凍らせます。

 

ハンドル近くに付いている、

三角形のスイッチを短く押して、

カーステレオの音を少しだけ上げ、

リズム感が目覚めてくる感触を味わいます。

 

海を目指して走る朝、

太陽が昇っているのが分かります。

 

愛車を止めることが出来る海辺まで、

まだあと、20分ほど。 

ぬるくなった缶コーヒーを口にして、

カカオの味の菓子パンをひとかじり。

 

助手席のバッグにミネラルウオーターが1本あれば

それだけで、“今朝の旅” の準備は万全です。

 

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夕べから朝方までの小雨のせいでしょうか、

浜辺は濡れていました。

 

花の季節の雲は低く、

ふだんはあまり、見ない風情です。

 

同じ場所なのに、違った場所に見えてしまう。

そんな感覚に浸ります。

 

「同じ波はふたつは、来ない」という言い回しは、

サーフィン好きの仲間がよく口にする、

合言葉のようなもので、

けれども確かに、

同じ波は、二度は、来ません。

 

だからこそ、サーフィンを楽しみに、

いい波に当たろうとするなら、

出来るだけ毎日、海に出ようと、

そんなふうに思うのが、

サーフィン好きの志向なのかもしれません。

 

自然の景色も同じです。

きのうと同じようでも、

同じ場所に立って、

同じ方向を見つめてみると、

何かが、違う。

 

かじりかけの菓子パンで胃袋を満たしながら、

そんなことを思います。

 

ほんのわずかな距離。

ほんのわずかな時間。

かすかに変わる風具合。

そんな違いを重ねながら、

季節は音もなく、移り変わっていくのでしょう。

 

きのうは咲いていたチューリップの花が、

今朝は、花びらを落としていました。

代わりに、その隣の緑の茎が、

くっと伸びて、

「次は、わたしの番…」とばかりに、

空を向いていました。

 

サーフィン紀行を書こうとして、

自分流「旅のスタイル探し」を書いてしまう気分です。

 

だれもが、

うきうきと華やかな気分になる春の季節に

なんとなく気がふさぎ、憂いを感じ、

一種の哀愁に誘い込まれる、

「春愁(しゅんしゅう)」の思い。 

 

新型コロナウイルス禍の阻止のため、

「緊急事態宣言」が7都府県に出ました。

医療、福祉、その他にあっても関係機関で、

新型コロナウイルスの感染予防、

治療にご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

また、病床にあって、

一日も早いご快復を心待ちになさっている方、

そのご家族へ、

心よりお見舞い申し上げます。

 

人混みに紛れる時節ではないようです。

気持ちを分かち合いながら、

身近な季節の変化を楽しみながらでも、

時を過ごしたいと思います。

 

新型コロナウイルスが、

これ以上の感染拡大につながらないよう、

切に願っています。