こんにちは、halukaです。
今年もいよいよ大晦日が押し迫り、
師も走るという、師走も師走の真っただ中です。
皆さまの街・町・村・地域そしてあるいは、ご家庭も、
それぞれに慌ただしさの増す時節ではございませんか。
私もその類にもれず、
あっちに走り、こっちで叱られ、
どっちに向いても何だが落ち着きのない
一日一日を過ごしております。
つい先日、
真新しいご縁を夢見て、
久しぶりに東京の街に向かいました。
そのご縁の方から、
「東京駅の丸の内側、ぜひご覧になってから、
お帰りあそばせ」とのお薦めをいただきまして、
余りの寒さに肩をすぼめながら、行ってまいりました。
もう、びっくり。
陽の落ちた夜闇だと言いますのに、
とてもじゃありませんけれど、
数えきれない人、人、人の波…
交差点ごとに、
人並み整理用の黄色のロープを手にしたガードマンの方々が、
「向こうに渡られる方は、左側にお並びくださーい!」と、
マイクロフォンから繰り返しの案内をされて、
その声に促されながら、
厚手のアウター姿の待ち行く人の波が、
どっと、スクランブル交差点を泳ぎ渡ります。
それを見ているだけで圧倒されていましたら、
東京駅の丸の内側を一望できる場所まで来ると、
めったには見たこともない、
まぶしいくらいの電飾のきらめき。
驚いたことに、
街のあちこちに、植え込みの木々の背丈ほどもある、
あるいは、
それを伸び越えるような背の高さのイルミネーションが、
道いっぱいに光の洪水を噴霧させています。
絢爛豪華(けんらんごうか)な
その様相を競い合うその光景はまるで、
銀盤のスケーティングを観覧するときのような、
神秘的で躍動感に満ち満ちた、
金色の光の競演のように思えました。
東京駅は、
その前後左右に連なる高層ビルの窓々からこぼれる、
白色の光のしずくを全身に浴びながら、
自らも金や紫の光を放って、
それはもう、言葉を失う美しさでした。
カメラのレンズを向けたのは、ほんの一瞬。
切ったシャッターも、ほんの数コマ。
あとはもう、ただただただに、
見とれるばかりの半時間ほど。
気がつくと、駅から流れ出るタクシーの群れ、
駅に向かう方々の後ろ姿、
駅に向かって、スマートフォンを構える、
見物の方々に囲まれて、
私自身も、いつの間にか、
おとぎ話の脇役のひとりに躍り出たような、
そんな気分に浸っていました。
都会って、やっぱり、ひと味、ふた味、違うんですねと、
思い切りよく、夜景を楽しむことが出来たひとときでした。
新しいご縁に感謝の一日でした。