こんにちは、halukaです。
昨年の暮れから、俳句教室に通うようになりまして、
作句のためにと、季語集をめくりつつ、
季節の花々に目をやる機会も、なんとなくですが、
ふえたように思います。
「たまには、行ってみようか」と、
足を延ばしたのは、拙宅から車で20分ほどの近場にある、
小さな森。
暖かな午後だったおかげでしょうか、
スニーカーで散歩する方や、
狭くはないグラウンドで、
2人サッカーのボール蹴りを楽しむ若者などおりまして、
そこそこのにぎわいでした。
コケむす森に踏み入ると、
ふーんと、緑の気配。
陽だまりに居れば、のほほんと暖かな日中でしたが、
そのコケの森では、やはり、
ひんやりとした空気に包まれて、
「春まだ浅し」と、感じ入ることしばし。
(こんな書き下ろしの辺り、なんとなく、
にわか俳人っぽくもあり…(>_<))
コケの写真など撮っていても、なんだか退屈で、
それより何より、コケを撮ろうとしますと、
大地にしゃがみこんで、
地面すれすれの視線でカメラのレンズを構えざるを得ないので、
続けていると、
腰の辺りがしんどくなって、飽きてくる、というのが、
まあ、本音でもありますが、
さっさと、その辺りの森は抜け、
陽が射す、
椿の園、梅の園辺りをうろうろとしてみました。
「『コケむす森』もいいじゃないか」というご意見も、
まったくごもっともだと、そうは思うのですが、
それは、もう少し、日中の平均気温が上がってからでも、
それでも遅くはないんじゃないかしら。
日頃、サーフィンを楽しもうと、
懸命に冷たい海に浸かっているのだから、
陸に居るときくらい、暖かな大地の空気に触れても、
いいんじゃないかしら、という、
私の勝手な言い分で、
ここは、お話を先に進めさせていただきます。
本日、3月3日は女の子に嬉しい雛の節句「ひな祭り」。
常日頃、お世話になり、
親しくもしていただいているブロンズのご婦人と、
「和」のお昼をペロリといただき、
気持ちはすっかり、「ひな祭」。
そんな心持ちで覗いた梅の園には、
遅咲きでしょうか、
蕾(つぼみ)の頃はピンクの色をしていながら、
花開くと、白に色変わりする「移白(うつりしろ)」が、
ほのかに咲き残っていて、
その下辺りを歩いてみると、
「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と、
往年のはやし唄が口をつき、
(この辺りも、にわか俳人っぽく…(>_<))
首から提げたカメラを立った姿勢の目線に構えて、
シャッターを切ってみたのでした。
今月の末くらいには、桜も無事に咲かないものかと、
そんなことを独り歩いて考えた、
春の初めの「独り考(ひとりこう)」の一日でした。