こんにちは、halukaです。
夢、想う夏。
やがて五月雨(さみだれ)の季節がきますね。
週末の午後、ふと時間に恵まれて、
海辺に車を走らせました。
前日までの雨は上がっていて、
走る車の運転席の窓を開けると、
乾いた風がさっと車内に吹き込みます。
この頃は、1週間など経つのが早い気もして、
「もう、6月になりましたね」と、
そんなご挨拶もこの週末くらいまででしょうか。
3月、4月、5月の頃は、
自然の景色も変化に富んで、
緑の草原が広がったかと思ったら、
色鮮やかな花々が次々に花弁を開き、
咲き誇る色とりどりの花びらが、
季節の香りを運びもします。
そして、6月。
梅雨前線が北上して、
雨の時季がやってきます。
初夏の頃、
まだ幼く、淡い緑色だった大樹の新緑は、
もうすっかり青々とした若葉となって、
照る太陽の光を我さきにと浴びています。
そんな中、
真夏を前に、大地を潤す雨の季節がやってきて、
夏から秋への実りのための下準備が始まります。
気持ちをリセットしたい時、
人の仕草はさまざまでしょう。
好きな詩集を手に取ってみたり、
気になっている映画を観たり、
使い慣れたカップに紅茶など注いだりして、
少しの時間を過ごすだけでも、
気持ちの切り替えができるものです。
梅雨の時季が来て、
雨の日が続くと、
たまに見える空の晴れ間は、
恋しくもあり、
爽やかでもあり、
からりとした晴れの日の爽快感は、
まるで初夏のそれのように、
日差しの恩恵を受けて、
汗ばむほど暖かに肌をなぜます。
夕方、薄い雲を連れ添って、
西の空がオレンジ色に染まりました。
数日ぶりに見る夕焼けです。
散歩をするには、いい頃合いで
夕焼け雲がたなびいて見える時間も、
少しずつ長くなったなと、
夏の到来も感じるこの頃。
季節の訪れは、
吹く向きを変える風や降り続く雨、
強まる太陽光や咲く花々が、
知らずと教えてくれるもの。
じめじめとした湿気を感じる日が続くなか、
ふと眺めた西空が、
夕焼けに染まっていたら、
それは、きっと梅雨の晴れ間の贈り物。
もう、肌寒さを感じる季節ではなさそうです。
お気に入りのTシャツでもあれば、
気軽に寄れる公園や堤防の散歩道にでも、
出掛けてみませんか。
ほっと、ひと息つきながら、
夕陽に照らされて歩く自分の影が、
長くなったり、短くなったり。
それは、西からの太陽光をさえぎる、
流れる雲のいたずらかもしれません。
そんな季節の移ろいで、
気持ちをリセットできたなら、
新しい季節の到来、
新しい人との出会いなど、
そんな爽快感を心待ちにもできそうです。